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どうぶつのためにできること:パブコメ再び 4 [ANIMAL WELFARE]

ご訪問、ありがとうございます[かわいい]

今日は、記事が二つあります。

旅の最終回は、この記事の下にあります。



どうぶつ愛護管理法の改正について環境省がパブコメを募集しています。締め切りは12月7日。


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気になる部分は人それぞれだと思いますが、まずは虐待をきちんと規定して、刑罰を適用できるようにする、というのが一点。すでにちょっと背景を説明しました。

それから問題が多いカテゴリーに、自治体によるどうぶつの引き取り・「保管」・処分があります。

連れてきた人の選別もなしにすべて受け入れてしまう点、施設が不十分な点、そして「処分」としてまず殺処分ありき、それも二酸化炭素という苦しみを伴う方法である点、など、など、など。

私もある自治体の収容施設に行ったことがあるのですが、処分される部屋にいたわんこ達の目が忘れられません。

一日、一日と「最後の部屋」に近づいていくのを知ってか知らずか、一生懸命にこちらを見ていた瞳。

職員の方も心を痛めていらっしゃるのはとてもよくわかりましたが、とにかくあふれる「いらない子」の数とのイタチごっこです。

今回、自治体が引き取りをする際に制限を設けるということも提案の一つとして考えられますし、殺処分の時にはせめて二酸化炭素による処分ではない、苦しみの少ない方法を提案するというのもあると思います。

それから、前回の動物取扱業に関する部分でも、意見を述べることができるのですが、やっぱり「手軽に」ペットを入手できるという商業システムを変えることが根本的に必要ですよね。

例えば私がず~っと前からなくなってほしいと思っている、「夜間展示」。

もちろんどうぶつ達の福祉を考えると禁止すべきだと思うのですが、根本的な問題(「いらない」子が増える)に立ち返ると、まずはペットの入手を今のように簡単にしていては何も解決しないと思うからです。

「酔った勢い」でペットを連れて帰ったりする → 「やっぱりいらない」の確率が高くなる。

だからこれをすぐに政令で禁止してほしい、とするのも一つできる提案です。


私の記事は、できるだけ背景やつながりをわかりやすく簡単に説明しようと思って書いているので、より詳しいモノは例えばこちらこちらを見てください。


*記事の拡散や転送はもちろん大歓迎です。

パブコメのために、しばらくは「毎日」記事を書くと宣言したので(すごい大変ですね~、毎日更新されてる方はすごい!)、もう少し続きます。


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どうぶつのためにできること:パブコメ再び 3 [ANIMAL WELFARE]

ご訪問、ありがとうございます。

臨時パブコメ記事第3弾です。



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前回書いた通り、この法律、「外圧」によってできた古いものであり、どうぶつを「管理」するためだけの法律であったのですが、1999年に改正され「愛護」という視点が加わりました(少なくとも意図のうえでは)。

さらに2005年にも改正があって、今の状態になっています。

しかし、この「愛護」という考え方は、しょせん人間側の都合でものごとを見ることに変わりなく、例えば、「て国民の間に動物を愛護する気風を招来し、生命尊重、友愛及び平和の情操の涵養に資する」(第1条)ことを法律の目的としています。

つまり、人間の情操教育のため、ということです。

かろうじてどうぶつ側の視点で書かれているのが第2条ですが、「動物が命あるものであることにかんがみ」とだけ記されています。

私がこの法律で、というより日本におけるどうぶつの取り扱いで一番変わっていく必要があると感じているのは、この人間中心のアプローチ。

というと、「どうぶつにも権利を!」という主張と混同する人がたまにいますが、どうぶつの権利を主張するのは、法律という概念や社会というものが人間の産物である以上、法の場にそれを持ち込むことはさすがに欧米でも無理だとされています。

そうではなく、あくまでも、人間という存在が、人間社会に属しているどうぶつたちに対して「責任を持って」行動すること、彼らを扱うこと。

この考えが、どうぶつ福祉です。

これは、キリスト教のstewardship と言われる人間がどうぶつ達を世話する義務があるとする考えやどうぶつには「原罪」はないとする宗教的解釈、どうぶつを機械であるとしたデカルトに代表される還元主義への反発、さらに J. S.ミルなどが提唱した utilitarianism (功利主義)と言われる考え方にも基づいているとされています。

この背景自体もすごくおもしろいのですが、でもそんなややこしいことを言わなくても、力を持っているグループが、弱い存在に対して道徳的・倫理的に見た時に責任ある行動をするという考え方は、欧米であろうが日本であろうが普遍なものだと思います。

これは自然保護などでも同じであり、今はやりの CSR (企業の社会的責任)というのも、影響力の強い企業という存在が、自らの関わる環境や資源に対して責任ある行動を取る、という考え方です。

ただ、「功利」(この場合、「福祉」の対象となる功利)を広げる対象が、子どもなど人間社会の中での弱い存在から一歩進んで、どうぶつであるということなのですが、境界線は「苦痛を感じる能力があるか」ということ。

苦痛(痛みや恐れも含め)を感じる存在に、不必要な苦痛を与えない。

これが、ボーダーラインとされています。


今度の改正では無理でも、どうぶつ「愛護」から「福祉」に転換すること。

それなしには、枝葉の話ばかりでいったい何を基準にそれを考えるべきなのか、というところがずれているのではないかと思っています。

だから、「福祉」の考えを入れてもらうよう、パブコメに書いています。




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どうぶつのためにできること:パブコメ再び 2 [ANIMAL WELFARE]

ご訪問、ありがとうございます。

臨時のパブコメ記事です。

環境省が、どうぶつ愛護管理法の改正に関するパブリックコメントを募集しています。

締め切りは12月7日。

くわしくはこちら http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=14414




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今日は、問題の原点に遡ってみたいと思います。

パブコメの対象になっている、どうぶつ愛護管理法ってそもそもどんな背景があるのか。

これを根本的に考える必要があるのです。


この法律は、1973年にできましたが、いわゆる「外圧」によってわけのわからないまま作られた法律。

この時日本には、どうぶつに関連する法律というのは「狂犬病法」「鳥獣保護法」くらいしかありませんでした。


動物管理法ができるきっかけとなったのは、狂犬病法(1954年にできています)の改正。

この狂犬病法の改正は、2点。

1点は、主にノラ犬の数に対処するために、「いらない」犬を自治体が引き取り、(譲渡含む)処分をすること。

もう1点は、自治体が「毒」を随所に置いておくという権限を知事や市長に与えること。


この恐ろしい改正があるより少し前にすでに、置いてあった毒物によって、アメリカ人の所有する犬が死ぬという事件が東京であり、New York Times に記事が掲載されました。

その後のイギリスやアメリカからの猛烈な批判があり、やっとずいぶん経ってからこの法律が成立しています。


その時、「どの省庁を担当省庁にするのか」「日本の伝統が損なわれるのではないか」(闘犬のことでしょう→それなのにこの闘犬という行事はまだ続いています)「ノラ犬による被害がひどく愛護まで関心がまわらない」などの理由から、法律の成立はずいぶん遅れています。

結局は、日本動物福祉協会や欧米政府からの圧力で、どうぶつの「管理」だけに焦点をあてたどうぶつ管理法が成立したというわけです。


このころの日本では、どうぶつ、とくにわんこを取り巻く状況は今とは全然違っていたのですね~。

その時作った法律なのだから、改正は重ねても、なにやら根本的な部分で「時代遅れなのでは?!」と思う部分があるのは仕方がないのかもしれません。

でも、それは少しずつ「民意」を反映して改善していくものです。


(* これらの情報は、私の書いた論文をもとにしているので、国内外の参考文献で裏付けの取れている情報です。)


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どうぶつのためにできること:パブコメ再び [ANIMAL WELFARE]

ご訪問、ありがとうございます[かわいい]




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なんだか落ち着かなくなり、やっぱり臨時のアップです。12月7日が締め切りの、どうぶつ愛護管理法パブコメ。


パブコメの仕組みと基本情報は前回アップした通りです。

今回は、前回対象にならなかった部分に対してのパブコメです。

もし、よくわからない、または時間がない、という場合は、前回同様、ぶうさんのブログから、コピペできるブログを書かれている方までたどり着けます(ぶうさん、また勝手にすみません)。

確かに今回は項目が多くて、すべてを自分で書くのは時間がないかもしれません。

でも、できたら自分で考えてみて、気になる項目だけでも自分の意見を書いてみませんか?

でないと、大部分の人は気になりつつも仕組みがよくわからないまま、いつまで経ってもすべてを「専門家」(←政府が任意で選んでいます)や官僚に任せるしかない状態が続いてしまいます。

どうぶつの好きな私達がどうぶつを守るためにできること、いろいろですが「政策」ってやっぱり大きいです。

やってみると、そんなに難しいことでもないし、興味のある項目なら、たぶん自然と自分の意見が見つかるのではないかと思います。




今回は、2種類あります。

まずひとつは、どうぶつ愛護管理法に関して、前回コメントを募集していた「動物取扱業」に関すること以外の部分を対象としています。

大枠で言うと、虐待、多頭飼育、自治体の収容施設、特定の動物の飼育、実験動物、産業動物、その他(飼い主のいない猫など)、について、です。

もうひとつは、それ以外の、法律を改正しなくてもすぐにできることについて。例えばオークション販売や夜間展示の禁止など、です。





環境省がパブコメを募集しているおおもとのページはこちら:http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=14414

ここで、専門家で構成する検討小委員会が出した意見書をダウンロードできます:http://www.env.go.jp/press/file_view.php?serial=18550&hou_id=14414



いつも思うことですが、日本の法律っていうのはたいてい木ばかり見て森を全然見ていない(これは誰のせいでもなく、「国民」全員の責任です)。

なんというか、理念がしっかりしていないところへ、たくさんの枝を付けるだけで、結局は「この枝をつけるには、まだ木がしっかりしていない。だからやめよう。」という(言い訳を与える)ことになりがち。

ほんと、これは政策提言なるものをした人は身に染みて感じられると思いますが、何か提案すると、「それは現実的ではない」「それをすると困るという人たちが出てくる」うんぬん。




話がそれたようですが、だから、今回のパブコメの中で私が一番気になる点は、「虐待」の定義。

いったい何をすれば罰則の対象になるのか、その定義ができていないから、この法律はどうぶつを守ることができていないのだと思います。

現在のところ、法律にはそれらしきものに相当することが、第6章の「罰則」の部分に書いてあります:

第四十四条  愛護動物をみだりに殺し、又は傷つけた者は、一年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する。 2  愛護動物に対し、みだりに給餌又は給水をやめることにより衰弱させる等の虐待を行つた者は、五十万円以下の罰金に処する。 3  愛護動物を遺棄した者は、五十万円以下の罰金に処する。

の部分です。

(1)整理ができていない(2項だけが「虐待」と明記)というのと、(2)項目を増やすべきだと私は思います。



例えばこの問題にずっと関わってきた団体、ALIVE さんの提案はこちら:

(1)においては、意図的な殴打等の暴力、毒物の投与等を含むことを明示する。
(2)においては、病気・怪我等の放置、汚物を放置するなど不衛生な環境での飼育等を含むことを明示する。
(3)として、新たに以下を虐待として明示する。
① 恐怖や苦悶を与えること
② 曲芸、演芸、調教、使役等において酷使すること
③ 動物本来の行動を発現できない密閉された狭小な小屋等での長時間飼育や、雨風や強い日差し等をさけることができない場所での係留等

専門家の委員会のとりまとめでも、きちんと項目を設けて摘発を増やすべきだとしているので、他にも「こういうのは虐待なのではないか」という風に感じることがあれば、書くといいと思います。

環境省は、ちゃんと目を通しているし(前回の集計結果はこちら)、「民意」といつも言っているのだから、「こんなこと書いていいのだろうか」などと心配せずに、堂々と民意を知らせればいいと思います。




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ちなみに、イギリスの法律では、6項目にわたって「虐待」の定義があります。
下に、代表的なものの要点をご紹介すると...

殴る、蹴る、きちんと扱わない、乗りすぎ(馬)、荷物の載せすぎ、拷問、極度に怒らせる、極度におびえさせる、などの行為を「気まぐれに」または「不当に」行った場合、他人に行わせた場合、または飼い主の場合は行うことを許した場合、そして、「不必要な苦しみ」を与えた場合、飼い主の場合は与えることを許した場合

どうぶつに施すいかなる手術も、「細心の注意と人道的配慮」なしに行った場合、行わせた場合。

さらに、闘犬・闘牛・闘鶏に代表されるどうぶつを闘わせること、そのような場所を提供すること、そのために賭けををすることなども、虐待として定義。

最後に、馬をこよなく愛する国民性が出ているのが、馬に不必要な苦しみを与える方法でつないでおくこと、という項目があります。

(*上記、私の仮訳をベースにした要点の一部分です。原文はこちら


イギリスは19世紀の後半からどうぶつ「福祉」を議論してきた国なので、かなり成熟した法律です。

しかも、日本のどうぶつ愛護管理法のようにどうぶつを守るという点においては実効力がほとんどない法律と違い、しっかりと刑罰も与えられていますし、RSPCA などの団体が活発。

これと同じように日本がなる日はまだまだず~っと先であっても、目指すことには何の障害もないはずです。




続きます...

パブコメの記事は、これから(できるだけ)毎日アップしようと思います。

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どうぶつのためにできること:パブコメ [ANIMAL WELFARE]

ご訪問、ありがとうございます[ぴかぴか(新しい)]

これは、臨時の記事です。



ぎりぎりになって、やっぱり書かせてもらうことに決めました[あせあせ(飛び散る汗)]


今回の動物愛護管理法の見直し。

結局、やっぱりここで書いてします[三日月]

もうパブコメを出された方も大勢いらっしゃると思いますが、まだの方がいらしたら、ぜひ、太字の部分だけ読めばもわかるように書きますので、一読してみてください。



環境省が、愛護管理法の改正にあたり、「パブコメ」つまりパブリックコメント=一般の私たちの意見を受け付けています。

だいたい、こういう政策形成への参加というのは言い回しからしてなんか小難しく感じますよね。

なので、最初からちょっと、わかりやすく説明してみたいと思います。



まず、この法律の担当になっているのは環境省です。

例えば法律を見直すとき、環境省が責任を持ち、海外の事例を調査したり、専門家を集めて委員会を開いたりして → 案を出す。

そして、この法律は、5年に一度、見直し→改正をします。

この、見直し期間に、私たち一般の人も環境省に意見を提出することができるのです。

一般の人の意見は小さいと思われるでしょうが...

パブコメを募集した時、「利害関係がからむ」ところからはたくさん集まってきます。

つまり、今回改正の対象になるような形でどうぶつを売り買いしている会社や個人は現状維持のために反対のコメントを出し、保護団体は、どうぶつのために改正を求めるコメントを出します。

でも、保護団体と、会社や業者の数を比較するとわかりますが、残念ながらどうしても、保護団体の意見<会社・業者の意見、という構図になってしまいます。

これは、ゆゆしき問題です。なぜなら、世の中の多くの人は、保護団体と同じような感想や意見を持っていると、私はブログなどを拝見していて思っているからです。

だから、今回いいたたき台を作った環境省や、保護団体を応援するために、ひとりひとりの声、大切なのですね~。




さて、担当している環境省、専門家を集め、今の愛護管理法の中で、「動物取扱業の適正化」に関して改善できる点の案をまとめています(http://www.env.go.jp/press/file_view.php?serial=17982&hou_id=14069)。

そんなに長い文書ではないので、すぐにざっと見ることができます。


で、これを参考に、「私はこの点についてこういう理由でこうした方がいいと思う」ということを、メールで送るだけ、なんです。

実際、環境省は、「みなさん、送ってくださいね~」と、お願いしています(http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=14069)。

締め切りは、8月27日。あと1週間です。



実際に、フォーマットというか、そのままコピペできる文書をブログでオープンにされている方がいらっしゃるようです。詳しくは、ぶうさんのブログ... (ぶうさん、勝手にすみません)。

ただ、どんな文書を送ればいいのか、形式だけ、私の出したものの一部を下に例として出しておきます...

-------

件名:「動物取扱業の適正化について(案)」に関する意見

1.意見提出者  パフィーのおくすり

2.住所 〒888-8888 福岡県xx区xx町

3.連絡先 電話番号

4・意見

[該当箇所]
2(1)深夜の生体展示規制
[意見]
・夜間の生体展示禁止に賛成。
・更に1日の展示時間、連続展示可能時間、休憩時間を設定すべき(例:1日8時間、連続4時間、休憩中1時間)。

[理由]:夜間の展示は、特に幼齢動物には身体的にも精神的にも、過大なストレスとなることが考えられる。こうした動物を購入し、幼齢時に受けたストレスのために身体的欠陥があったり、精神的に落ち着きのない犬・猫に成長した場合、飼い主は精神的苦痛を受ける、あるいは近隣住民に多大な迷惑をかける恐れがある。また、生きものをこうした状態で夜間展示しておくことは、特に青少年が命に対する尊厳を失いつつあるという社会的懸念があることを考えると、断固廃止すべきである。


--------

こんな文章を、ここに送るだけ:shizen-some@env.go.jp

上のように、環境省の案(http://www.env.go.jp/press/file_view.php?serial=17982&hou_id=14069)に呼応する形でもいいし...

こんな書き方は時間がかかるという場合は、単に、「こうしてほしい」「こんな点を改善してほしい」という書き方でもいいのです(←もちろん、環境省案に呼応している方が、通りやすいですが)。

だから、時間のない人は誰かの作ったものをコピペでいいし、すごく時間のある人は、環境省案と、その他非営利団体が出している案(例えば:http://www.alive-net.net/law/images/pubcome_iken_201108.pdf)を参考に、自分が気になる点を書きだしていけばいいと思います。

ポイントは、「どうぶつがかわいそう」という本音はちょっと置いておいて、客観的に、「国民」「消費者」として、「迷惑」や「被害」を少なくするために、という視点の方が有効のように思います。


とは言っても... なんか難しそう... という方のために、私が個人的に気になる最重要項目だけを、できるだけ噛み砕いて、ここに説明してみます。

いろいろなカテゴリーの項目があって、それはもう全部気になるんですが、ここでは、これはせめてやめてほしい、というわんこやにゃんこを物のように売り買いすることそのものをなくすための項目です:

-----------------------------------------------------------

注:この下の文章は、単なる説明の文で、コピペできるような文章ではありませんので気を付けてください[exclamation]


(1)深夜のお店でのどうぶつ達の展示

よく、全国の飲み屋街や駅の前などにある、深夜も営業している明かりぎらぎらのペットショップ。展示されているのはもちろん、「かわいい」こいぬやこねこ(こいぬが多いですが)。以前からこれ、廃止してほしいと思っていたので、私個人的には優先事項。せめて、最長でも午後8時まで、というのが今出されているラインです。(ほんとうは展示そのものをしないでほしいけど☆)

(2) おもにインターネットでの、対面なしのどうぶつの売り買い

お店でどうぶつを展示して売るよりも、さらにありえないと思います。(って、私は月ちゃんと保護団体のインターネットで知り合いましたが(汗)。意図が違います、意図が。)これは、飼い主さんとしても、来た時に病気だったりして困っても、どうしようもなかったりすることもあると思います。

(3) オークションでのどうぶつの売り買い

(2)と同じく、「トレーサビリティ」(そのどうぶつが、どこから、どうやって来たのかを確認すること)が確保できません。つまり、後から遺伝的に問題があるとわかっても(失明したり、若くしてがんやその他の病気になったり)、その責任も追及できないし、(2)と同じく、無責任な業者に好都合な制度です。

(4) こいぬやこねこを、あまりに早くお母さんから引き離すこと

どうぶつ福祉先進国である、アメリカのいくつかの州やイギリスでは、8週間まではお母さんと一緒にいるように、と決められています。それ以前に売り買いされる子が、問題行動などを起こすことがある、ということはよく知られています。
*業者の自主的規制に頼ろうとしているように見えますが、義務化すべきだという点がポイント。

(5) 同じ犬に、何度も何度もこいぬを産ませること

イギリスやドイツでは、5-6回という制限がありますので、これを参考に。みなさんご存知のとおり、「パピーミル」と言われる、大量にこいぬを繁殖する施設では、よく繁殖に使えなくなった犬を遺棄する事件が起こっています。度重なる繁殖は、繁殖犬の体にもすごい負担です。

(6) どうぶつを飼育する業者の、施設についてのきまり

今は、きまりと言っても具体的に担当行政が指導できるような基準がありません。アンモニアの濃度やケージの大きさなど、数字で決められるものを決めることをしてほしい。

(7) 実験用のどうぶつ

例えば、よくあるねこちゃんの誘拐。これは、実験用に売り飛ばされていたりすることがあるようです。そういうことからも、実験用のどうぶつ(ほんとうは、できるだけ実験しないでほしいけど)を繁殖する業者は、ちゃんと登録制にすべきです。

-----------------------------------------------------------------


先ほどの環境省案には、まだ他の項目もあります。また、ぶうさんご紹介のコピペできる文章中には、環境省案には入っていない二酸化炭素での殺処分についても反対意見が入っています。

というわけで、「書いてみようかな...」と思う方は、まだ間に合います。

メールで全然だいじょうぶ。(http://www.env.go.jp/press/file_view.php?serial=17981&hou_id=14069




私たちの送る、幸せなわんこ・にゃんことの生活も、こういうことにかかっていると思います。

ひどい繁殖をされ、ひどい状態で展示され、そしてわたしたちのもとへやってきたら、お互いに悲しい思いをすることになるでしょう。

また、よく見るかわいそうなどうぶつたちは、例えばもともと深夜のショップで酔った勢いで購入して... などのケースも多いです。

そういう子を、見たくないですよね。

ほんとうは、お店でどうぶつを売り買いするということそのものがなくなってほしいけど...

理想主義はやめ、かないそうなリクエストを送ることにしました。

もしまだの方がいらしたら、ぜひぜひ、メール一本ですから送ってください[三日月]

行き場のないわんこがうまれないように....


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被災地のわんこのこと [ANIMAL WELFARE]

ご訪問、ありがとうございます[かわいい]


ばたばたしててGWも母の日も無視した自分の記録ブログになってました[あせあせ(飛び散る汗)]


そんな中、どうしてもご紹介したい情報があります。


東北地震犬猫レスキュー.com さんが、【計画避難区域犬猫一時預かりプロジェクト】 を運営されています。


避難地域となっているところを対象に、住民の方々がやむを得ず大切な家族であるわん&にゃんを置き去りにしなくて済むよう、一時的に預かります! または里親さんを探します! というものです。


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このポスター、リンクフリーだそうですのでどうぞ持って行ってください[揺れるハート]

これ、個人でも、このプロジェクトに参加を表明している団体に登録をすれば、できるそうです。
登録している団体などはこちらにあります。


パフィーズ・ナチュラル・レメディーズが応援している「しろいぬの里」のまーぶるさんのところにも、実は被災地からかわゆいわんこが来ています。


パンが好きな、B級グルメ?のシーズー犬、「福もちくん」。


福もちくんがまーぶるさんのところへ来るまでのストーリー、泣けました。
ぼさぼさの毛で、1か月半もお外にいた福もちくん。
お外にいたころ:http://fugusuma.jugem.jp/?cid=17
今は見違えるようにキレイに~:http://marble-cha.blog.so-net.ne.jp/2011-05-07-2


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以前もご紹介した、里親さん募集中だけどすでに候補の方がいっぱいいる、大人気犬「鈴の助くん」と、兄弟みたいにしています(右が福もちくん、左が鈴の助くん)。
これはまーぶるさんが、本当にわんこの個性を理解してうまくご紹介されてるからではないかと私は思っているんです(まーぶるさん、また勝手にすみません~)。
福もちくんもすぐにアイドル犬になりそうです[揺れるハート]


また別の、アメリカの団体で被災地に入っているところが、写真をたくさん公開しています:http://www.kinshipcircle.org/disasters/japan_quake/photos.html
Kinship Circle という私は知らなかった団体ですが、すごくいい写真がたくさん。
人間が恋しかったんだな~という表情をしてるわんこがたくさんいます。


このサイトをじっとみていたら、「なにはともあれもうちょっと落ち着いてからね」、とナルトさんにくぎを刺されました[あせあせ(飛び散る汗)]
あ、するどい(笑)。


だけど... 最近は日本でも、環境省の後押しもあって「保護わんこを考えませんか?」というキャンペーンも目にするようになりましたよね。
それに、写真展などでも保護わんこ紹介が増えて来て、だんだん「保護わんこいいかも」と思う方が増えてきたみたい[ぴかぴか(新しい)]


何とも恐ろしいことに、被災地に立ち入り、どうぶつを盗んで売りさばいている人がいる可能性があるのだとか。
こういうどうぶつたちの行き先は、きっとペットショップなども入るでしょう。
だからせめてペットショップでどうぶつを売るという状況はなくなってほしい。
子どもの時からの私の願いです。


この先、月ちゃんにきょうだいを迎えるなら、また保護わんこしかありえない。
これもやっぱり月ちゃんという素晴らしいパートナーに出会えたから、かな~。


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大変なこともあるけど(獣医さん拒否とかね)、こんな素晴らしい命がたくさん飼い主さんを待ってると思うと、むずむずしちゃいます(笑)。


しかしそうでした、月ちゃんと言えばまだまだ宿題があるんでした。
次はアメリカ政府の裏書とりです~。


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不思議な・わんことの暮らし [ANIMAL WELFARE]

ご訪問、ありがとうございます[揺れるハート]

[雨][晴れ][雨]の、月ちゃん地方です。


さて、連日でお届けした「保護わんこ月ちゃん、San Francisco へ」、特に最終回にはたくさんのコメントをありがとうございました[ぴかぴか(新しい)]
こうして改めて書いてみると、月ちゃんほんとうにがんばってくれました。
感謝に堪えません。今日はフンパツしちゃうよ、月ちゃん。


何人かの方からもコメントいただいていたように、月ちゃんは自分の運命をわかっているとしか思えないような行動をとってきました。


私は、あまり奇跡というものを体験したことはないのですが、わんこに関しては(いい意味での)運命を信じざるを得ないようなことが、特に先代犬パフィーが老犬になったころからたくさんあります。


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肝臓が悪いと言われたころ。ヒーリング効果も期待して、よく自然がいっぱいのところに連れて行きました。


彼女の肝臓にとてつもなく大きな腫瘍ができて、もう手の施しようもなく、何か月持つか... と言われたのに、ナチュラル療法をがむしゃらに試していたらいつの間にか腫瘍が消えて、それから1年半も元気で一緒にいられたこと。


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心臓発作を起こして「今晩がお別れです」と言われたのに、次の朝はまたぱっちりお目目に出会えて、40日間の介護でパフィーと24時間濃い時間を過ごせたこと。


パフィーが旅立ったのが、ちょうど私の大好きだった祖母のためにお坊さんがお経をあげていた時間で、私とパフィー、二人でしずかにおるすばんしていた時だったこと。


お別れした後、よくパフィーの存在を感じたこと。


そんなパフィーとの思い出が、それからの私をずっと支えてくれていること。




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そして、パフィーが夢で、月ちゃんが家族を探してることを教えてくれたこと。



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パフィーが亡くなって1年目の日。この日に月ちゃんが誕生していたとは(私が勝手に決めた誕生日ですが)思いもしない私でした。



だから、絶対にパフィーが月ちゃんを守ってくれるとは思っていました。



そして月ちゃん。

保護された方から返信がなくてあきらめようかなと思っていた月ちゃんが、やっぱり私のところにやってきてくれたこと。

引き取ったその瞬間から、私を新しい家族だと認めたこと。

パフィーの最も苦手とした、「せまいところ」「大きな音」が、そして「暗いところ」が、もともと全然平気な、飛行機に乗ってもらうにはとても適した子だったこと。

他の人にはうちの両親でさえ慣れるまでに何日かかかったのに、にゃんこしか飼ったことのなかったナルトさんに一目でなついたこと。


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みなさんが言ってくださるように、月ちゃんとはとても強い縁があるみたいです。


不思議なわんことの暮らし。


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その魅力にはまったのは、小さな頃からですが、パフィーや月ちゃんとの不思議な体験を経て、ますます取りつかれている私です。

だけど、月ちゃんにはもう一つ、この「縁」「赤い糸」「運命」というものを感じる事件があったのです~。
ここまで来たら(?)、次はそれを書いちゃいますね。


それは、このリジョナル・パークで起きました...


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川の水が[雨]で増水してますが、なんのその。 いつもの爽快ジャンプで決めてる月ちゃん。すべてのものを飲み込んで浄化する海にはデトックス効果、その海に生命と栄養を送り出す森には、ヒーリング効果があります。パフィーの病気を治すナチュラル療法の一環は、海や森に連れていって空気を吸わせることでした。

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この記事の一番最後、アトムの「番外編」も見てね~。

********************

それで...

そんな愛すべきわんこたち。
たとえ自己満足程度でも、なにかワタシなりの方法で応援したくて。
こんなお知らせです:

渡米エピソードの間、「いつでも里親募集中」のボタンをつけてましたが、ほんとに里親を待ってるわんこが日本中、世界中、たくさんです。
.... お家をまってるわんこ....
しろいぬの.... ふにゃふにゃ.....

つづきは、こちらから[exclamation]

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******************

~感動のわんこものがたり[?!]番外編~

ついでに(ごめん!)、アトム[揺れるハート]


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アトムも、パフィーが昼間はいつも寝転んでいたデッキの上に、早朝、ガリガリの状態で倒れていたのを父が発見しました。

落ち着きがない、悪気がない、深い考えがない(?!)の3拍子。
そわそわうろうろ、落ち着きがないかと思えば死んだように眠っててこちらを心配させたり。

みんなが沈んでいた時だっただけに(そしてその後は沈んでる暇がないくらいはちゃめちゃなアトムに振り回され)元気づけられ、なんだかこれも不思議な体験でした。

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お知らせ: 保護わんこの出会いサポート [ANIMAL WELFARE]

渡米エピソードの間、「いつでも里親募集中」のボタンをつけてましたが、ほんとに里親を待ってるわんこが日本中、世界中、たくさんです。


私は以前、アメリカの動物福祉団体に関わっていたことがありますが、先進国と言われるアメリカでも、そしてヨーロッパでも、常にお家を待ってる子があふれています。


ましてや今の日本では、ほとんどのところがボランティアさんの愛と責任で動いている状態です。
自分のものは買うのを我慢しても、お家を待ってるわんこに出会いを与えてあげたい... ボランティアのみなさんには、ほんとに頭が下がります。


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パフィーや月ちゃん、そしてアトム(←ププッ[揺れるハート])みたいに、愛と笑いをたくさんくれるパートナーになってくれるわんこ。
なのにお家がない。
そんなわんこを探している飼い主さん。


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ほんとに、一つでも多くの出会いがあればいいなと思います。
「わんこたちは気になるけど、でも出会いは無理...残念だけどその環境にない...」という方もたくさんいらっしゃいますよね...。
私もその一人。


なんとか、みんなで里親にはなれなくても、寄付とは別に気軽に(といっては失礼ですが)応援できる仕組みができないかな...
わんこのものをお届けする会社としてなにかできないかな...


と何年もずっと考えてきました。いわばこれが私のライフワーク。
今、私たちの会社、パフィーズ・ナチュラル・レメディーズで具体的に準備中です。
準備ができたらここでばばーんと宣伝しますので(笑)、楽しみに待っててくださいね。




でも、そのいつできるとも知れない(?)準備をのんびり待ってはいられません。
パフィーズ・ナチュラル・レメディーズの方でも、ブログの募集に答えてくださった「まーぶるさん」のところの、「しろいぬの里」さんを超微力ですが応援させていただくことになりました。
(ほんとに偶然なんですが「しろいぬ」なんて、月ちゃんとご縁があるみたいです[かわいい]



「しろいぬの里」さんでは、今、北海道犬、柴犬、ダックス、ポメラニアン、チワワ、スピッツ、そしてミックスの子、計11頭のわんこがお家を待っています。
わんこたちの写真はこちら


ちなみに、つながりをくださったまーぶるさんのところにいるのは、この子です。

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まーぶるさんのところから、写真を借りてきました(まーぶるさん、事後承諾でごめんなさい~)。


この鈴の助くんといい、ハンサム&美女ぞろい[ぴかぴか(新しい)]
月ちゃんやアトムに似た子、ブログで拝見するみなさんのわんちゃんに似たキュートな子、なんだか知らない子とは思えない~。


でも、保護してすぐに「お見合い」ってわけじゃありません。
ちゃんと里親さんのところで暮らしていける状態になるまでには、保護されたわんこは、ご飯も食べなきゃいけないのはもちろん、歯が悪かったり、手術が必要だったり...


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登録団体として、収支報告もきちんとされていらっしゃる、しろいぬの里さん。

もし、これも何かの縁だ、ここのわんこたちの応援しようかな、と、ふらふら~っと思われる方、寄付のお願いのページをポチっと覗いてみてくださいね[かわいい]


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「ミックス」わんこ、ライリーくん [ANIMAL WELFARE]

なぜか今朝5時にぱっちりと目が覚めてしまい、もちろんお月さまは寝ているため(笑)、久しぶり(かな?)の連日アップです~。
日本は夏休みが終わる前の最後の日曜日ですね~。
お子さんがいらっしゃる方は、お出かけが多いのかな?あまり暑くならないといいですね。

前回の記事の Turnspit という今はなき犬種、ほんとかわいそう[もうやだ~(悲しい顔)]ですが、犬種というものもまた、長~い歴史ともに移り変わっている、ということをお伝えしたかったのであります。

もちろん、私も以前はゴールデンと暮らしてたから、ゴールデン大好き[揺れるハート]
本当は、またゴールデンと暮らしてみたいなって気持ちはちょっぴり以上にあるんです[犬]
でも次のわんこは保護団体からって決めてたのと、その子とまったく新しい関係を作りたいなって思い、同じ犬種、とこだわらないことにしました。
だから最低限の好みや相性がピンときたら、どんなわんこでも受け入れようと思ってました、が[exclamation]
正直、月ちゃんやアトム(アトム記事はこちら)に、「ん?!犬ってこんなだっけ?!」と驚くことや、こちらが慣れるしかない性質があるのも事実です[あせあせ(飛び散る汗)]
月ちゃん=異常なまでの警戒心&ハンティング本能。アトム=落ち着きがなさすぎる。
サプライズがいっぱい... そしてこのおともだち、ライリーくんも、飼い主さんにとってはサプライズわんこだったようです。

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黒ラブちゃんだと思ってた、今8か月のミックス犬。商業主義のブリーダーが「粗悪品」として放置していたところを保護団体に助けられ、今の飼い主さんのところへ。
以前もナルトさんが撮った、二人の衝撃写真(こちらです)をご紹介したんですが、私が戻ってきて初めて顔を合わせてみると、どうも、想定外に大きくなっているということ!
そっかあ~、ラブちゃんにしてはちょっとお耳が大きいと思ってたんだあ~。

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これまでは月ちゃんが優勢だったみたいですが、このあまりの大きさにちょっと予定が狂ったお月さま。

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月ちゃんは、まずライリーの入れないベンチへもぐりこみ、応戦。
ライリーは、気のいいわんこなので、月ちゃんの目線で遊ぼうとします。

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そして、恒例の追いかけっこ。
やっぱりまだ(というかずっと?)、月ちゃんが断然早いです。
大きな足で一生懸命追いかけるライリー。うう~、かわいい[揺れるハート]

飼い主さんは、インド系の素敵な女性。
このあたりのわんこ仲間では、一番気が合いそうな気がして、それもちょっと嬉しいワタシ。
彼女いわく、「う~ん、ラブは入ってると思うけど、後はよくわからない。たぶん、そうなったからブリーダーに放置されちゃったのね。」

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ちなみにこの間は、闘犬の「餌」用に繁殖されたチャイニーズ・クレステット・ドッグちゃんを迎えたという飼い主さんに会いました。
耳が聞こえず、目もよく見えないみたいで、最初はずっと同じところをくるくる回っていたそう。
お話している間にもふらふらと他の人について行っているのを「聞こえないからちょっと行ってくるわ」と連れ戻しにいく飼い主さん。
私も仕事で闘犬の現状を調査したことがありますが(そしてさすがに気持ち悪くなるほどつらい調査でしたが)、アメリカやイギリスのようなどうぶつ先進国でも、実はまだ闇で賭けをする闘犬が行われています。
例えば、先月イギリスでまた闘犬で禁固刑が下されました(こちら)
そのせいで、保護団体に助けられる小型犬(「餌」用)やピットブルの多いこと。
この状態のわんこちゃんを迎えた飼い主さんの懐の大きさにうるるんとなりました。
この方も、他にもいる里子を含め、犬とさらっとつきあっていて、淡々と自分にできることをやっている、素敵な飼い主さんでした[ぴかぴか(新しい)]

おっとお~、話が大幅にそれましたぁ~。

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ライリーも、ほんといいお家が見つかってよかったね。飼い主さんも素敵だしね!
月ちゃんは、ライリーが大きくなってきたのがなんか不満そうです(笑)。
もう、「お月さま」気取りでいられなくなりそうな予感がするんでしょうか。ププッ。
でもドッグランで一番早いわんこは月ちゃんだって、他の飼い主さんたちも言ってるから、我慢してね。
(ドッグランで小型犬に一番「かぷかぷ」するのも月ちゃんだとも言ってるけど...)。

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