犬と暮らすこと [ANIMAL WELFARE]
ゴールデンウィークもとうとう終わってしまいましたね。
とはいえ、月ちゃん家は前半はずっと仕事(なので私はちょっとはみだしGWになります)後半天気が良くなってからも、リチャージの日々と決め、ひたすら家にいました(笑)。
GWの少し前が、私たちが日本へ来た記念日でしたので、ちょっと振り返って写真を眺めたり。
懐かしの、ベイエリアの家の窓からの風景。
各所に小さなプールがあったという、今考えたらとっても贅沢な部屋でした。
Mike さんが月ちゃんと私のために探してくれたところ。
裏庭(というには贅沢な広さ)でターキーを追いかけたり、コヨーテに遭遇したり(!)、たくさんの楽しい思い出があります。
このころは私も出張以外の時はスケジュールがゆっくりだったから、月ちゃんのおやつまでつくったりしていたのを、写真を見て思い出しました!
ふーんわり、幸せな時間。
そういう暮らしをしようと思って広いキッチンと庭のある場所へ引っ越したというのに、忙しい日々を過ごしているのはなぜなのだろう、と反省。
そして引っ越しの朝。
一番最後の荷物は...
月ちゃんのベッド(笑)。
荷物を借りてきたトラックに詰め(少なかった)、「さ、月ちゃんは?」と家に入ってこれを見た時、笑ってしまうと同時に、家とのお別れが切なくなりました。
こうして写真を見ると、月ちゃんは本当にずーっと変わらないでいてくれるなあと思います。
この様々なヘンな癖(ベッドが好き、掘るのが好き、寝坊が好き、などなどなど)も、引き取ったころ(5か月くらいかと思われます)と全く変わらない。
犬や猫の、そういう「変わらない」本質的なもの、そして自然にふるまっているところに、人間はほっとし、それを求めるという面があるのだろうな、と思います。
で、荷物の一部を Mike さんの友人へ預け(倉庫に預かってくれています)いざ、サンフランシスコ空港へ。
これからどんなことになるのか... って思っているのかな?
でも月ちゃんは一度、日本―サンフランシスコのフライトを経験し、一度もキャンキャン言うこともなく、ケロリとやりおおせていました。
とは言え、やっぱり心配ではありました。
でも、この堂々とした歩き!
飛行機に乗る犬なら歩いてもよいので(この辺、海外はおおらかです)、さっそうと空港を歩く月ちゃんは注目の的でした。
でも月ちゃんを載せるのはやっぱり丁寧な日本の航空会社にしました。
「ファーストクラス」。
だったらよかったね(笑)。
実際には月ちゃんは、自分のクレートに入り、貨物と同じところにいなくてはいけません。
1か月くらい前からそのトレーニングもやってるし、私は一度フライトを一緒にやったので、「月ちゃんはだいじょうぶ」というのはありましたが。
Mike さんは初めてだったため、かなり神経衰弱に(笑)。
ぎりぎりまで外で一緒にいて、「月ちゃん、ハウス」というと、ちゃーんとすぐに入ってくれた月ちゃん。
なんといい子(涙)。
「また、あれだな」とわかっているような、そんな気がしました。
それで、「月ちゃん、日本で会おうね。お昼寝しててね」と声をかけ、もう一頭いっしょのフライトであったラブちゃんのクレートの横でおとなしく待機してました。
姿も見えなくても、このラブちゃんもいてくれたことに、私たちはとても感謝。
もちろんこうして今一緒にいるので、月ちゃんは何事もなく無事に到着。
ケージを開けても、そそうの後もなく、出てきたらとても喜んで再会してくれましたが、ケロッとしてました。
そういうところ、この子はとても強いなーと、ずっと思っています。
その強さに助けられて、今日まで来たかも。
月ちゃんにはいつも、感謝の気持ちでいっぱいです。
そして... 前回同様ですが、ここから小難しくなるため(笑)、楽しく終わりたい方はどうぞご退出ください。
犬猫たちが私たちの人生にもたらしてくれる素晴らしい「贈り物」に、私たちはちゃんと報いているか?
多くのケースでは、本当に残念ながらまだまだ、という話を前回しました。
で、このGWは、初心に帰って研究時代の本を引っ張り出し、犬を含めた動物と人間との関係について考えてみました。
とはいえ、まだそれほどまとまらないので、徐々に徐々に、メモっている程度です。
ひとつ面白いなと思った点は、ペットというのは資本主義の経済において彼らそのものの行動には「生産性」は全くない、という指摘。
それが理由の一つとなり、ペットと人間の関係というのは、真剣に学問的に議論されることはほとんどない、というのです。
たしかに。
本来、これだけペットが増えている社会においてはもっともっと哲学的あるいは心理学的あるいは社会科学的な議論だけでもあってよいと思い、私はそれが許される場合にはかなり自分の研究にもそういう要素を盛り込んでいます。
が、たいてい、(特に男性の)反応は、「ペットねぇ...(そんな場合じゃないんだよ OR 自分には関係ない、というのが暗示される言い方です(笑)」。
しかし、私はずっと以前からそう思っていて、今回引っ張り出してきた本の一つにも、やはりペットというのは自然界の中にいる人間以外の生物で一番人間に近く、しかも野生でも生きることもできるという意味で、人間との関係に多くの学ぶ要素が入っているというようなことが書いてありました。
とにかく、ちょうどタイムリーなことに、また More Than Us (パフィーズのチャリティプロジェクト)でイベントをやることになりました。
今回は、ボランティアメンバーでトレーナーである Misaki さんの地元、長崎市!
すでにお申し込みもかなりあるようで、まだ宣伝前なのに、さすがです。
トレーニングセッションを中心にしながら、人間と動物との関係について考えていただくイベント。
ご興味ある方は、パフィーズまでお申し込みください♡
-----------------------------
犬とのフェアな関係ってなあに?
〜犬のこと、動物のこと、もっと知りたい〜
主催 ボランティアグループ More Than Us
協賛 パフィーズナチュラルライフ(株)
日時: 6月23日(日) 11:00から1時間半程度
場所: ドッキャイスタ室内ドッグラン
参加費: 1家族1,000円(人のみ 500円) 犬は基本1匹で2匹以上要相談
入場料: 1家族1,000円(人のみ500円)
持ってくるもの: クレート(バッグ・マットも可)、首輪、リード、オヤツ
注意点: 犬は、トーク時には、飼い主さんの横でクレート等で待てること。
イベントの内容
・トレーニングレッスン: (アイコンタクトを取る!)
・トーク: 動物と人間の関わりについて 動物とのよりフェアな関係
とはいえ、月ちゃん家は前半はずっと仕事(なので私はちょっとはみだしGWになります)後半天気が良くなってからも、リチャージの日々と決め、ひたすら家にいました(笑)。
GWの少し前が、私たちが日本へ来た記念日でしたので、ちょっと振り返って写真を眺めたり。
懐かしの、ベイエリアの家の窓からの風景。
各所に小さなプールがあったという、今考えたらとっても贅沢な部屋でした。
Mike さんが月ちゃんと私のために探してくれたところ。
裏庭(というには贅沢な広さ)でターキーを追いかけたり、コヨーテに遭遇したり(!)、たくさんの楽しい思い出があります。
このころは私も出張以外の時はスケジュールがゆっくりだったから、月ちゃんのおやつまでつくったりしていたのを、写真を見て思い出しました!
ふーんわり、幸せな時間。
そういう暮らしをしようと思って広いキッチンと庭のある場所へ引っ越したというのに、忙しい日々を過ごしているのはなぜなのだろう、と反省。
そして引っ越しの朝。
一番最後の荷物は...
月ちゃんのベッド(笑)。
荷物を借りてきたトラックに詰め(少なかった)、「さ、月ちゃんは?」と家に入ってこれを見た時、笑ってしまうと同時に、家とのお別れが切なくなりました。
こうして写真を見ると、月ちゃんは本当にずーっと変わらないでいてくれるなあと思います。
この様々なヘンな癖(ベッドが好き、掘るのが好き、寝坊が好き、などなどなど)も、引き取ったころ(5か月くらいかと思われます)と全く変わらない。
犬や猫の、そういう「変わらない」本質的なもの、そして自然にふるまっているところに、人間はほっとし、それを求めるという面があるのだろうな、と思います。
で、荷物の一部を Mike さんの友人へ預け(倉庫に預かってくれています)いざ、サンフランシスコ空港へ。
これからどんなことになるのか... って思っているのかな?
でも月ちゃんは一度、日本―サンフランシスコのフライトを経験し、一度もキャンキャン言うこともなく、ケロリとやりおおせていました。
とは言え、やっぱり心配ではありました。
でも、この堂々とした歩き!
飛行機に乗る犬なら歩いてもよいので(この辺、海外はおおらかです)、さっそうと空港を歩く月ちゃんは注目の的でした。
でも月ちゃんを載せるのはやっぱり丁寧な日本の航空会社にしました。
「ファーストクラス」。
だったらよかったね(笑)。
実際には月ちゃんは、自分のクレートに入り、貨物と同じところにいなくてはいけません。
1か月くらい前からそのトレーニングもやってるし、私は一度フライトを一緒にやったので、「月ちゃんはだいじょうぶ」というのはありましたが。
Mike さんは初めてだったため、かなり神経衰弱に(笑)。
ぎりぎりまで外で一緒にいて、「月ちゃん、ハウス」というと、ちゃーんとすぐに入ってくれた月ちゃん。
なんといい子(涙)。
「また、あれだな」とわかっているような、そんな気がしました。
それで、「月ちゃん、日本で会おうね。お昼寝しててね」と声をかけ、もう一頭いっしょのフライトであったラブちゃんのクレートの横でおとなしく待機してました。
姿も見えなくても、このラブちゃんもいてくれたことに、私たちはとても感謝。
もちろんこうして今一緒にいるので、月ちゃんは何事もなく無事に到着。
ケージを開けても、そそうの後もなく、出てきたらとても喜んで再会してくれましたが、ケロッとしてました。
そういうところ、この子はとても強いなーと、ずっと思っています。
その強さに助けられて、今日まで来たかも。
月ちゃんにはいつも、感謝の気持ちでいっぱいです。
そして... 前回同様ですが、ここから小難しくなるため(笑)、楽しく終わりたい方はどうぞご退出ください。
犬猫たちが私たちの人生にもたらしてくれる素晴らしい「贈り物」に、私たちはちゃんと報いているか?
多くのケースでは、本当に残念ながらまだまだ、という話を前回しました。
で、このGWは、初心に帰って研究時代の本を引っ張り出し、犬を含めた動物と人間との関係について考えてみました。
とはいえ、まだそれほどまとまらないので、徐々に徐々に、メモっている程度です。
ひとつ面白いなと思った点は、ペットというのは資本主義の経済において彼らそのものの行動には「生産性」は全くない、という指摘。
それが理由の一つとなり、ペットと人間の関係というのは、真剣に学問的に議論されることはほとんどない、というのです。
たしかに。
本来、これだけペットが増えている社会においてはもっともっと哲学的あるいは心理学的あるいは社会科学的な議論だけでもあってよいと思い、私はそれが許される場合にはかなり自分の研究にもそういう要素を盛り込んでいます。
が、たいてい、(特に男性の)反応は、「ペットねぇ...(そんな場合じゃないんだよ OR 自分には関係ない、というのが暗示される言い方です(笑)」。
しかし、私はずっと以前からそう思っていて、今回引っ張り出してきた本の一つにも、やはりペットというのは自然界の中にいる人間以外の生物で一番人間に近く、しかも野生でも生きることもできるという意味で、人間との関係に多くの学ぶ要素が入っているというようなことが書いてありました。
とにかく、ちょうどタイムリーなことに、また More Than Us (パフィーズのチャリティプロジェクト)でイベントをやることになりました。
今回は、ボランティアメンバーでトレーナーである Misaki さんの地元、長崎市!
すでにお申し込みもかなりあるようで、まだ宣伝前なのに、さすがです。
トレーニングセッションを中心にしながら、人間と動物との関係について考えていただくイベント。
ご興味ある方は、パフィーズまでお申し込みください♡
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犬とのフェアな関係ってなあに?
〜犬のこと、動物のこと、もっと知りたい〜
主催 ボランティアグループ More Than Us
協賛 パフィーズナチュラルライフ(株)
日時: 6月23日(日) 11:00から1時間半程度
場所: ドッキャイスタ室内ドッグラン
参加費: 1家族1,000円(人のみ 500円) 犬は基本1匹で2匹以上要相談
入場料: 1家族1,000円(人のみ500円)
持ってくるもの: クレート(バッグ・マットも可)、首輪、リード、オヤツ
注意点: 犬は、トーク時には、飼い主さんの横でクレート等で待てること。
イベントの内容
・トレーニングレッスン: (アイコンタクトを取る!)
・トーク: 動物と人間の関わりについて 動物とのよりフェアな関係
糸島チャリティーイベント [ANIMAL WELFARE]
追記 地震で被害に遭われた方へ心よりお見舞い申し上げます。
梅雨時期には本当にあり得ないほど気持ちのいい天気だった先週土曜日。
うえらんから糸島さんにて、パフィーズのイベント、無事終了しました。
誰か来てくれるかな。。。という心配をよそに、結局満席をいただき、スタッフを除いて大人10名、子ども9名、ワンが7頭の参加でした。
最初から、隠れるモードの月ちゃんw
後ろにいるのはうえらんから糸島の看板犬、とうまくんで、月ちゃんはとうまくんラブ♡
講師の Misaki さんは、このブログが縁で知り合った長崎から来てくれたトレーナーさん。
ヨーロッパでの視察や、こちらの保護施設で働いていたこともあって、感覚が非常に私と似ていたのでスカウトw
というより、Misakiさんも同じようなビジョンを持っているので、仲間になりたいと言ってくれたわけです。
さて、イベントの最初は、〇Xクイズ。
パフィーズのスーパーウーマン Kanako さんは、塾の先生や絵本の読み聞かせボランティアなど、キッズの扱い歴も長く、今回のイベントは彼女のリードでお願いしました。
なんと、犬と幼稚園ハットの被り物を準備していた Kanako さん。
Kanakoさんが子ども、参加者の方に犬になってもらい、実演つきのクイズ。
〇Xクイズは、「犬を見つけたのでうれしくて走って近づいていった」など、キッズにありがちな行動は〇かXかというもの。
ちゃーんと〇Xの道具(何というのでしょうね)も準備して、ピンポーンという音つきのクイズでした。
子どもたち、喜んでくれていたと思います。
そしてー。もう一つの目玉が、Misakiさんの愛犬で元保護犬のアンジュちゃんに実際に近づいてアプローチの仕方を教えてもらうこと。
これはみんなとっても目が輝いていました。
アンジュちゃんは人が大好きだし子どもたちも犬に慣れている子ばかりで、こちらもスムーズに行きました。
それに Misaki さんはキュートなお姉さんで、新しいタイプのトレーナーさん。
つまり、昔よくあった、犬を思い切り動物扱いするのでもなく、ボスになるのでもなく、「さらりとした共存」をサポートしてくれるレッスンです。
こんなこと言うと語弊あるかもだけど、犬を「子分」のように扱う(ように見える)トレーナーさんをよく見ますが、それは私も好きではありません。
Misaki さんのリードで子どもたちも、そんな風に学んでくれたらうれしいです。
ポイントは、また後日ちゃんとアップしたいけど、犬と暮らしてる人なら基本的(と私は思っている)ことばかり。
急な動きをしない、大きな声を出さない、じっと見つめない、まずは飼い主さんに触っていいかの許可を取ったうえで、上から手を出さないで下からそっと出す、など。
そして後半は、ご自身も長年保護活動をされてきたうえらんから糸島の松崎さんより、保護犬についてや、犬を管理センターに送らないために守ってほしいことについてお話いただきました。
迷子札を常時つけておく(反省!)、最後までちゃんと面倒を見る、というこれまた基本的なこと。
そしてとうまくんのエピソード。
人が怖くてあとずさり&小さくうなる。
これは「近づかないで」というサインなのですが、管理センターでは攻撃性があると見なされ殺処分対象となっていたとうまくん。
人に慣れるまで6年かかったそうですが、今はとても穏やかな、月ちゃんも頼りにしているワンコです。
そこからスムーズに、Kanako さんの生きものについての絵本読み聞かせ。
本は2冊、一つは地球にいろんな生き物がいることについてのもの、もう一つは保護犬についてのお話。
二つ目のは「わん・わん・わん」という有名な本で、「いらない」とされた犬たちが、傷ついたり心がなくなったりしながらも、「あなたがいいのよ」と言ってくれる人間に出会い一緒に暮らし始めるというお話3つ。
いやあ~、感動しました。
そして、絵本の読み聞かせボランティアを長くやっていたという彼女、しっとり染みわたる本当にいい読み聞かせでした。
子どもも、大人も、とても一生懸命聞いてくれました。
自意識が強かったり、相手を感動させようと思ったり、そんな意図がまったくない透明な存在になりきっていた Kanako さんを見て、それも感動。
後光が差していてつい泣いてしまいましたが、その最中に読み聞かせが終わり「あ、じゃあお話をお願いします」という Kanakoさん(笑)。
最後に、持ち帰っていただく犬全般やなぜ「不要な」犬ができてしまうのかをまとめたリーフレットを配って簡単に説明しました。
ということで、うえらんからさんのサポートも強力だったこともあり、大成功に終わったイベントです。
今後、また他のところでもやりたいと考え、ボランティアスタッフは随時受け付けていますので(毎回参加しなくて1回だけでもok)、ご興味ある方はぜひ。
私個人としては、同じ志の人が集まる、本当に心が充実したイベントでした。
みなさん、ありがとうございました。
このトピックと言えば、So-net でおなじみ、マリエさんの関わる肉球クラブの仲間の方が、保護猫について知ってもらうためのカフェを始められるそうで、クラウドファンディング募集中です。
パフィーズも、Cat Blend をプレゼントしたり支援しています。
気になる方、ぜひ覗いてみてください(こちら)。
今回は割愛となった(笑)月ちゃん・三ちゃんの日常 ↓
パフィーズの instagram ↓
プレミアムバージョン、Spring-Summer ブレンドです。猫ちゃんのサプリも新発売 ↓
ブログ & 保護犬・保護猫 [ANIMAL WELFARE]
さて、今年のこのブログは、これまで脈絡なく書いて来たいろんな記事を、少し整理することにしました。
というわけで、カリフォルニア時代の月ちゃん ↓
これが裏庭だったのですから、こうして改めてみると、みんなあのころは本当にのびのびと暮らしていました。
やっぱり月ちゃんは、本当はこのようなところで暮らす方がしあわせなのだろうと、今でも思います。
そういう想いから、都心部から郊外へ移ったわけですが、自然環境やお散歩コースの充実はたしか。
月ちゃんが喜ぶ顔を見るのはしあわせなことです。
さて、ブログ。
今読み返すと恥ずかしいものが多くw 本当は全部消してしまいたいくらい。
自分ではずっと同じような自分でいるつもりが、やはり年齢とともに変わっているのだなあと、読み返して初めて気づきました。
特にアニマルウェルフェア系の記事は、トーンがものすごく熱いw
インスタやFBの登場で、多くの人は長い文章を読まなくなり、ブログというものを読む人とそうでない人との二分化は進んだように思います。
それもあって、私も、大切だけれど調べたり書くのがしんどいウェルフェア系の文章を書くのはペースが落ちてきているのを自分で感じています。
また、世の中があのころからはずいぶん前進していて、とりあえずは「保護犬・猫を迎えることが(倫理的には)ベスト」という認識は広がってきています。
だからもう私があえて熱弁をふるわなくても、一般の人がそういう情報に触れる機会はたくさんあります。
あとは、コンサルティングの仕事でも調査や書き物をするため、やはりエネルギーがそこに行ってしまうのもありますが...
自分のよく知らない人が自分のことをよく知っている(と思っているかな?という)状態が、実生活でしんどくなる時があることも大きいかもしれません。
もちろん、ブログがきっかけで素敵な方々との出逢いもあったりするわけなので、それは贅沢な葛藤であるのですが。(杏子ママさん&ともママさんみたいに。そして今度もまた、私も以前からいいなと思っていたブログをされている方が、セミナーに来てくださるそう!)
これまでは、「こういう大切なことを一人でも多くの人に伝えなければ」というおせっかいが基本で書いて来たこのブログw
今年は、おせっかいも続けつつ、「自分のために」という視点でも過去記事を整理してみたいという気持ちになりました。
人生、そう長くないし、ですね。
自分の好きなままに少し整理をしてみるつもりです。
もしかしてこれからが本当の記事になるのかも?w
カリフォルニア時代と言えば、月ちゃんはまだ1歳に満たないころもあるのに、すでにかなーりのゆるキャラ ↓
にんじんを少々かじったあと、ごろんw
月ちゃんは仔犬のころから骨もプイ、木の枝もポトっと落とす顎の弱い子であったため、思えばこの頃、もっとカタイものを噛むよう仕向けておくべきでした。
みなさまは、積極的に顎を鍛えてあげてくださいね。
振り返りの記事を、少し編集してみました。
-------------------------
(先代犬のパフィーが亡くなったころのこと)
あの時出遭ったノラちゃん達。
毛もばさばさで、眼が鋭くて、幸せな境遇に産まれてきた子にはない別の輝きがありました。
人間不信も少しあったようなのですが、私の近くにいてくれたあの子たち。
そんなあの子たちと同じ境遇にいるわんこに温かい場所が見つかるように何かしたい、という気持ちがさらに強くなりました。
必要としている子に、必要なものを与えたい。
そんな気持ちがだんだん強くなってきて出会ったのが、月ちゃん。
正直月ちゃんとの生活は、扱いやすく陽気で従順なゴールデンという犬種であったパフィーとは全然違って、チャレンジの繰り返し。
だけど、楽しい、かわいい、というだけではない何かを教えてくれる、貴重な存在です。
保護わんこと暮らしている方々を見ていると、そういう「学び」や「忍耐」を教えてくれる存在として個性を尊重していて、逆に自分が癒してあげようとしているんだな~、とわかる方に出会うことも。
私の場合、そんな人たちやわんこを応援することが、パフィーへの恩返しであり、それが彼女がこの世に生きた証でもあるかな~、と、そんな風に思ったりすることもあります。
それが、今も続く私の癒しのプロセスであり、「与えることは受け取ること」という宇宙の法則でもあるのかなと思います。
Giving is receiving、これ、以前から知ってた言葉ではあるものの、最近になってようやく、それが本当に実感できるようになってきました。
そんなワタシをビシビシしごいてくれる月ちゃんです。
(略)
普段から生体販売しているところでは買い物しないことにしていますが、ブログとはいえペットショップでわんこと出遭う方々も多い今の日本で、こうして宣言する(ブログに、生体販売しているお店では何も買いませんというバナーをつけました)のはどうなのかな... とひるんでいた私。
Mike さんにも相談しましたが、わんこの福祉に関する点について、立ち位置ははっきりさせても全然構わない、とのこと。
そう言われれば、私たちのサプリメントを使ってくれる方々というのは、事情に関わらずこういう立ち位置を理解してくださる(だろう、という)方がほとんどのような気がします。
もともと「生体販売をしている場所にはサプリメントを置いてもらわない」、ということは、最初から決めていること。
どこもかしこも生体販売しているお店が多い中、ある意味これを日本でやろうとすると、ビジネスとしては飛躍的に前進することを阻む方針であるのでしょうが...
でも、いつかぜったいこの方向に変わっていくことを信じて、その後押しをするパフィーズ・ナチュラルライフでありたいと思います。
ま、がんばれる今のうちは。
-----------------------------
と、ここまでが過去記事です。
最後の「いつかぜったいこの方向に変わっていく」、というの、当たりましたね。w
生体販売を辞めるお店が出て来ています。
まだまだ、ネコノミクス的な逆風もありますが、それでもこの記事を書いた2011年頃からすると、ずいぶん変わりました。
保護犬・保護猫を迎えるというのは、こちらにも同じくらいメリットがあることです。
それを感じる人が増えてきていると思います。
私の instagram ↓
パフィーズの instagram ↓
というわけで、カリフォルニア時代の月ちゃん ↓
これが裏庭だったのですから、こうして改めてみると、みんなあのころは本当にのびのびと暮らしていました。
やっぱり月ちゃんは、本当はこのようなところで暮らす方がしあわせなのだろうと、今でも思います。
そういう想いから、都心部から郊外へ移ったわけですが、自然環境やお散歩コースの充実はたしか。
月ちゃんが喜ぶ顔を見るのはしあわせなことです。
さて、ブログ。
今読み返すと恥ずかしいものが多くw 本当は全部消してしまいたいくらい。
自分ではずっと同じような自分でいるつもりが、やはり年齢とともに変わっているのだなあと、読み返して初めて気づきました。
特にアニマルウェルフェア系の記事は、トーンがものすごく熱いw
インスタやFBの登場で、多くの人は長い文章を読まなくなり、ブログというものを読む人とそうでない人との二分化は進んだように思います。
それもあって、私も、大切だけれど調べたり書くのがしんどいウェルフェア系の文章を書くのはペースが落ちてきているのを自分で感じています。
また、世の中があのころからはずいぶん前進していて、とりあえずは「保護犬・猫を迎えることが(倫理的には)ベスト」という認識は広がってきています。
だからもう私があえて熱弁をふるわなくても、一般の人がそういう情報に触れる機会はたくさんあります。
あとは、コンサルティングの仕事でも調査や書き物をするため、やはりエネルギーがそこに行ってしまうのもありますが...
自分のよく知らない人が自分のことをよく知っている(と思っているかな?という)状態が、実生活でしんどくなる時があることも大きいかもしれません。
もちろん、ブログがきっかけで素敵な方々との出逢いもあったりするわけなので、それは贅沢な葛藤であるのですが。(杏子ママさん&ともママさんみたいに。そして今度もまた、私も以前からいいなと思っていたブログをされている方が、セミナーに来てくださるそう!)
これまでは、「こういう大切なことを一人でも多くの人に伝えなければ」というおせっかいが基本で書いて来たこのブログw
今年は、おせっかいも続けつつ、「自分のために」という視点でも過去記事を整理してみたいという気持ちになりました。
人生、そう長くないし、ですね。
自分の好きなままに少し整理をしてみるつもりです。
もしかしてこれからが本当の記事になるのかも?w
カリフォルニア時代と言えば、月ちゃんはまだ1歳に満たないころもあるのに、すでにかなーりのゆるキャラ ↓
にんじんを少々かじったあと、ごろんw
月ちゃんは仔犬のころから骨もプイ、木の枝もポトっと落とす顎の弱い子であったため、思えばこの頃、もっとカタイものを噛むよう仕向けておくべきでした。
みなさまは、積極的に顎を鍛えてあげてくださいね。
振り返りの記事を、少し編集してみました。
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(先代犬のパフィーが亡くなったころのこと)
あの時出遭ったノラちゃん達。
毛もばさばさで、眼が鋭くて、幸せな境遇に産まれてきた子にはない別の輝きがありました。
人間不信も少しあったようなのですが、私の近くにいてくれたあの子たち。
そんなあの子たちと同じ境遇にいるわんこに温かい場所が見つかるように何かしたい、という気持ちがさらに強くなりました。
必要としている子に、必要なものを与えたい。
そんな気持ちがだんだん強くなってきて出会ったのが、月ちゃん。
正直月ちゃんとの生活は、扱いやすく陽気で従順なゴールデンという犬種であったパフィーとは全然違って、チャレンジの繰り返し。
だけど、楽しい、かわいい、というだけではない何かを教えてくれる、貴重な存在です。
保護わんこと暮らしている方々を見ていると、そういう「学び」や「忍耐」を教えてくれる存在として個性を尊重していて、逆に自分が癒してあげようとしているんだな~、とわかる方に出会うことも。
私の場合、そんな人たちやわんこを応援することが、パフィーへの恩返しであり、それが彼女がこの世に生きた証でもあるかな~、と、そんな風に思ったりすることもあります。
それが、今も続く私の癒しのプロセスであり、「与えることは受け取ること」という宇宙の法則でもあるのかなと思います。
Giving is receiving、これ、以前から知ってた言葉ではあるものの、最近になってようやく、それが本当に実感できるようになってきました。
そんなワタシをビシビシしごいてくれる月ちゃんです。
(略)
普段から生体販売しているところでは買い物しないことにしていますが、ブログとはいえペットショップでわんこと出遭う方々も多い今の日本で、こうして宣言する(ブログに、生体販売しているお店では何も買いませんというバナーをつけました)のはどうなのかな... とひるんでいた私。
Mike さんにも相談しましたが、わんこの福祉に関する点について、立ち位置ははっきりさせても全然構わない、とのこと。
そう言われれば、私たちのサプリメントを使ってくれる方々というのは、事情に関わらずこういう立ち位置を理解してくださる(だろう、という)方がほとんどのような気がします。
もともと「生体販売をしている場所にはサプリメントを置いてもらわない」、ということは、最初から決めていること。
どこもかしこも生体販売しているお店が多い中、ある意味これを日本でやろうとすると、ビジネスとしては飛躍的に前進することを阻む方針であるのでしょうが...
でも、いつかぜったいこの方向に変わっていくことを信じて、その後押しをするパフィーズ・ナチュラルライフでありたいと思います。
ま、がんばれる今のうちは。
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と、ここまでが過去記事です。
最後の「いつかぜったいこの方向に変わっていく」、というの、当たりましたね。w
生体販売を辞めるお店が出て来ています。
まだまだ、ネコノミクス的な逆風もありますが、それでもこの記事を書いた2011年頃からすると、ずいぶん変わりました。
保護犬・保護猫を迎えるというのは、こちらにも同じくらいメリットがあることです。
それを感じる人が増えてきていると思います。
私の instagram ↓
パフィーズの instagram ↓
チャリティーカレンダー [ANIMAL WELFARE]
みなさまカレンダーにたくさんコメントありがとうございます。
この連休、残念ながら出張中。せっかくのいいお天気、みなさまは楽しまれてくださいね!
カレンダーはどこで買えるかというご質問いただいてますので、今一度、こちらからです。
カレンダーの主旨は前の記事にあります。
税抜き1,389円、利益はすべて More Than Us のアニマルウェルフェアや関連ソーシャルイシュー(例 子どもの教育)に関する活動に使わせていただきます。
正直なところ、スタンド含めハイクオリティなため原価が高く、利益はそれほど出ません。
が、毎日どうぶつのこと・地球のことを考えるきっかけにしていただくことにも、意味があると私たちは思っています。
資源を大切にという意味でも少なめに印刷しましたが、増刷が必要かな?というほどたくさんの方に買っていただいていて、感謝の気持ちでいっぱいです♡
どうぶつは全部好き、という方にはぴったり。特に犬も猫も好き、な方は、ツボですw
みなでこの地球を良くすることを来年は誓いましょう!
CLICK! ↓
~お知らせ~
パフィーズチャリティカレンダー発売中!(こちら)
12/7-9 パフィーズ グリーンストアーズ出展 エコプロダクツ展 @ 東京ビッグサイト (代表2名、ブースにいます!関東地方の方、会いに来てください♡)
この連休、残念ながら出張中。せっかくのいいお天気、みなさまは楽しまれてくださいね!
カレンダーはどこで買えるかというご質問いただいてますので、今一度、こちらからです。
カレンダーの主旨は前の記事にあります。
税抜き1,389円、利益はすべて More Than Us のアニマルウェルフェアや関連ソーシャルイシュー(例 子どもの教育)に関する活動に使わせていただきます。
正直なところ、スタンド含めハイクオリティなため原価が高く、利益はそれほど出ません。
が、毎日どうぶつのこと・地球のことを考えるきっかけにしていただくことにも、意味があると私たちは思っています。
資源を大切にという意味でも少なめに印刷しましたが、増刷が必要かな?というほどたくさんの方に買っていただいていて、感謝の気持ちでいっぱいです♡
どうぶつは全部好き、という方にはぴったり。特に犬も猫も好き、な方は、ツボですw
みなでこの地球を良くすることを来年は誓いましょう!
CLICK! ↓
~お知らせ~
パフィーズチャリティカレンダー発売中!(こちら)
12/7-9 パフィーズ グリーンストアーズ出展 エコプロダクツ展 @ 東京ビッグサイト (代表2名、ブースにいます!関東地方の方、会いに来てください♡)
2年ぶりでカレンダーができました! [ANIMAL WELFARE]
本題の前に...
かわいい一枚が撮れたので♡
三ちゃんは、月ちゃんのこと「ちょっと怖いときあるけど大好き」な模様。よくこんな光景を見ます(がカメラが手元になくなかなか撮れません)。
それに対する月ちゃんの反応は、結構冷静w
でも月ちゃんのそういうべたべた甘えたりしないけど優しく見守れるところ、ひそかに私は尊敬しています。
パフィーズのチャリティープロジェクト、More Than Us のカレンダーがやっと出来てきました!
生きものへの愛が感じられるとっても優しくて素敵な絵と仕上がりです。
このブログの呼びかけでお写真を送ってくださったみなさま、本当にありがとうございました!
たくさんご応募いただいていたので私たちの希望はお伝えし、あとはインスピレーションや構成、日付の入る位置や他のイラストとの組み合わせなどあるため、イラストレーターの井上由紀子さんにお任せしました。
残念ながらもちろんすべてのお写真は反映できていませんが、「採用されなかった子もいるから、雰囲気だけでもどんな子の飼い主さんでも共感できるものを」という私たちの想いを汲んで、表紙はアノニマスでしっぽだけ。
井上さんは大の猫ちゃん好き(ネコちゃんと暮らしていらっしゃいました)であり、猫ちゃんぽく見えますが実はいろんなわんこのお写真からのしっぽが入ってます。
また、1-2月(上のピンクっぽい一枚)はアノニマスな雰囲気を中心としたイラストとなりました。
この中のお写真のわんこたちはパフィーズのお客様に一番多いラブラドールとトイプードルですが、実際のお写真。
でもわんこの影を見るといろんな犬に見えるところが、私はとってもいいな♡と思います。
1年を優しく始められそう♡
井上さんには本当にお忙しくされているところ、こんなに素敵な絵を描いていただいてとても感謝しています。
また、例のごとく、パフィーズのスーパーウーマン Kanako さんなしにはこの企画は実現しませんでした。Kanako さんが来てくれてから、嘘のようにいろんなことが実現してお客様にもとても喜んでいただいています。
紙はちょっと表面が凸凹してざらっとした自然な質感。上質な厚紙です。
シンプルなウォールナットの無垢材のスタンドには、More Than Us のロゴが控えめに入ってます。
実はこの写真のものは私がオイルを塗ってみたもの。無塗装なのでオイルやワックスを塗るのも楽しいと思います。
いろんな案が出たのですが、まず100円ショップのような「すぐに捨てられるようなもの」はNG。
出処のわからないもの、(社会・環境)リスクがありそうなもの以外で、やっと見つかったのがこれ。
ウォールナットは家具によく使われる少し高級な材ですから、スタンド自体の値段は高く、「うーん」「うーん」と皆で悩みました。
でも、「ちゃんとしたもの」はやっぱりコストがかかるのです。
それにこれなら来年分のカレンダーや好きなポストカードを飾ってずっと使っていただけるクオリティだと踏み切りました。
そのつもりで、見て触って大切にしていただければうれしいです。
私はもうちょっと重めのワックスを塗ってみようかなと思ってます。
ポストカード大なので小さいものですが、わんこあり、にゃんこあり、わん&にゃん(3-4月に月ちゃん・三ちゃんが選ばれました!)あり、そしてリスとシロクマという同じ動物の絵あり。
人の好みはいろいろだなwと思ったのは、スタッフが打ち合わせの時「参考例」として私が知らないうちに印刷して持参していたランダムな月ちゃん・三ちゃんの写真を井上さんが非常に気に入られたこと。
私から見ると特に変哲なくベストショットとは言えないものだったのですが「これは絶対使いたい」とおっしゃって、脱力月ちゃんwと、三ちゃんが見つめ合っているものが上の写真です。見ると納得。
それぞれの一枚に植物や昆虫を入れていただいて、季節感ある、イキイキ・楽しいカレンダーになりました。
このカレンダーで伝えたいメッセージは...
♡ 犬や猫も、人間と暮らしてはいても同じ地球の生きものであり、彼らのニーズがあること。だから人間の暮らしに合わせている彼らの動物としてのニーズを大切にしてあげてください。そして、違う「種」と暮らしいろんなことを教えてもらえる幸運を毎日しっかり味わってください。
♡ 一方でシロクマのように、同じ生きものでありながら人間のせいで絶滅に追い込まれているどうぶつがたくさんいること。私たち動物と暮らしている人間は彼らにも知的・感覚能力や感情があることは十分知っています。だからそうした人間の代表として日々の生活で彼らの住処を汚さない・壊さないことを少しでも意識し周りに伝えましょう。
♡ 同じく、同じ犬猫でも、過剰繁殖(→遺伝子疾患)・流通上での死亡・「売れ残り」個体の処分・行政にたどり着いてしまい殺処分、というように、不幸な動物たちがまだまだたくさんいること。特に猫は殺処分は犬ほど減っておらず商業繁殖も増えていること。だから彼らの運命を良くするためにするこの活動に、ご賛同ください。
です。
盛りだくさんすぎるかな?と思いますが、このイラストなら、なんかポジティブにこれが伝わるかも!と思っています。
黒いしっかりしたボックスに入っているので、プレゼントにも最適です。
どうか、メッセージの拡散にご協力頂ける方は、お友達にもどうぞ。
写真に写っているステッカーも、販売します。
利益は、こうしたメッセージを伝え、保護動物を支援する活動に、使わせていただきます。
あと、12月7日―9日は、東京で行われるエコプロダクツ展の「グリーンストアーズ展」に、Mike さんと私でパフィーズのブースを出します!
そちらにも、カレンダーは持って行くつもりです♡
関東のみなさま(特にブログでずっとお付き合いのあるプードルちゃんたちやシュナちゃんたちの飼い主さん!)、ご都合許すようであれば、ぜひ会いに来てください♡
最後に、イラストレーター井上さんをご紹介くださった福岡県朝倉の「木々の葉雑器」さんにも、この場を借りてお礼を申し上げます。
豪雨に見舞われた朝倉応援も兼ね、1月は「木々の葉」さんの作られたパフィーズオリジナル器の受注会をやりますので、そちらもお楽しみに。
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~お知らせ~
パフィーズチャリティカレンダー発売中!(こちら)
12/7-9 パフィーズ グリーンストアーズ出展 エコプロダクツ展 @ 東京ビッグサイト (代表2名、ブースにいます!関東地方の方、会いに来てください♡)
かわいい一枚が撮れたので♡
三ちゃんは、月ちゃんのこと「ちょっと怖いときあるけど大好き」な模様。よくこんな光景を見ます(がカメラが手元になくなかなか撮れません)。
それに対する月ちゃんの反応は、結構冷静w
でも月ちゃんのそういうべたべた甘えたりしないけど優しく見守れるところ、ひそかに私は尊敬しています。
パフィーズのチャリティープロジェクト、More Than Us のカレンダーがやっと出来てきました!
生きものへの愛が感じられるとっても優しくて素敵な絵と仕上がりです。
このブログの呼びかけでお写真を送ってくださったみなさま、本当にありがとうございました!
たくさんご応募いただいていたので私たちの希望はお伝えし、あとはインスピレーションや構成、日付の入る位置や他のイラストとの組み合わせなどあるため、イラストレーターの井上由紀子さんにお任せしました。
残念ながらもちろんすべてのお写真は反映できていませんが、「採用されなかった子もいるから、雰囲気だけでもどんな子の飼い主さんでも共感できるものを」という私たちの想いを汲んで、表紙はアノニマスでしっぽだけ。
井上さんは大の猫ちゃん好き(ネコちゃんと暮らしていらっしゃいました)であり、猫ちゃんぽく見えますが実はいろんなわんこのお写真からのしっぽが入ってます。
また、1-2月(上のピンクっぽい一枚)はアノニマスな雰囲気を中心としたイラストとなりました。
この中のお写真のわんこたちはパフィーズのお客様に一番多いラブラドールとトイプードルですが、実際のお写真。
でもわんこの影を見るといろんな犬に見えるところが、私はとってもいいな♡と思います。
1年を優しく始められそう♡
井上さんには本当にお忙しくされているところ、こんなに素敵な絵を描いていただいてとても感謝しています。
また、例のごとく、パフィーズのスーパーウーマン Kanako さんなしにはこの企画は実現しませんでした。Kanako さんが来てくれてから、嘘のようにいろんなことが実現してお客様にもとても喜んでいただいています。
紙はちょっと表面が凸凹してざらっとした自然な質感。上質な厚紙です。
シンプルなウォールナットの無垢材のスタンドには、More Than Us のロゴが控えめに入ってます。
実はこの写真のものは私がオイルを塗ってみたもの。無塗装なのでオイルやワックスを塗るのも楽しいと思います。
いろんな案が出たのですが、まず100円ショップのような「すぐに捨てられるようなもの」はNG。
出処のわからないもの、(社会・環境)リスクがありそうなもの以外で、やっと見つかったのがこれ。
ウォールナットは家具によく使われる少し高級な材ですから、スタンド自体の値段は高く、「うーん」「うーん」と皆で悩みました。
でも、「ちゃんとしたもの」はやっぱりコストがかかるのです。
それにこれなら来年分のカレンダーや好きなポストカードを飾ってずっと使っていただけるクオリティだと踏み切りました。
そのつもりで、見て触って大切にしていただければうれしいです。
私はもうちょっと重めのワックスを塗ってみようかなと思ってます。
ポストカード大なので小さいものですが、わんこあり、にゃんこあり、わん&にゃん(3-4月に月ちゃん・三ちゃんが選ばれました!)あり、そしてリスとシロクマという同じ動物の絵あり。
人の好みはいろいろだなwと思ったのは、スタッフが打ち合わせの時「参考例」として私が知らないうちに印刷して持参していたランダムな月ちゃん・三ちゃんの写真を井上さんが非常に気に入られたこと。
私から見ると特に変哲なくベストショットとは言えないものだったのですが「これは絶対使いたい」とおっしゃって、脱力月ちゃんwと、三ちゃんが見つめ合っているものが上の写真です。見ると納得。
それぞれの一枚に植物や昆虫を入れていただいて、季節感ある、イキイキ・楽しいカレンダーになりました。
このカレンダーで伝えたいメッセージは...
♡ 犬や猫も、人間と暮らしてはいても同じ地球の生きものであり、彼らのニーズがあること。だから人間の暮らしに合わせている彼らの動物としてのニーズを大切にしてあげてください。そして、違う「種」と暮らしいろんなことを教えてもらえる幸運を毎日しっかり味わってください。
♡ 一方でシロクマのように、同じ生きものでありながら人間のせいで絶滅に追い込まれているどうぶつがたくさんいること。私たち動物と暮らしている人間は彼らにも知的・感覚能力や感情があることは十分知っています。だからそうした人間の代表として日々の生活で彼らの住処を汚さない・壊さないことを少しでも意識し周りに伝えましょう。
♡ 同じく、同じ犬猫でも、過剰繁殖(→遺伝子疾患)・流通上での死亡・「売れ残り」個体の処分・行政にたどり着いてしまい殺処分、というように、不幸な動物たちがまだまだたくさんいること。特に猫は殺処分は犬ほど減っておらず商業繁殖も増えていること。だから彼らの運命を良くするためにするこの活動に、ご賛同ください。
です。
盛りだくさんすぎるかな?と思いますが、このイラストなら、なんかポジティブにこれが伝わるかも!と思っています。
黒いしっかりしたボックスに入っているので、プレゼントにも最適です。
どうか、メッセージの拡散にご協力頂ける方は、お友達にもどうぞ。
写真に写っているステッカーも、販売します。
利益は、こうしたメッセージを伝え、保護動物を支援する活動に、使わせていただきます。
あと、12月7日―9日は、東京で行われるエコプロダクツ展の「グリーンストアーズ展」に、Mike さんと私でパフィーズのブースを出します!
そちらにも、カレンダーは持って行くつもりです♡
関東のみなさま(特にブログでずっとお付き合いのあるプードルちゃんたちやシュナちゃんたちの飼い主さん!)、ご都合許すようであれば、ぜひ会いに来てください♡
最後に、イラストレーター井上さんをご紹介くださった福岡県朝倉の「木々の葉雑器」さんにも、この場を借りてお礼を申し上げます。
豪雨に見舞われた朝倉応援も兼ね、1月は「木々の葉」さんの作られたパフィーズオリジナル器の受注会をやりますので、そちらもお楽しみに。
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12/7-9 パフィーズ グリーンストアーズ出展 エコプロダクツ展 @ 東京ビッグサイト (代表2名、ブースにいます!関東地方の方、会いに来てください♡)
ノネコ、イエネコ [ANIMAL WELFARE]
さて、前回ご紹介した More Than Us の活動、手始めにのびのびになっていた掲題のトピックです。
野良猫ちゃん。野生に生きる猫、というフレーズも。
かくいう我が家のアイドル三ちゃんも、もとは野良ちゃんでした。
初公開、最初に家に来た時の写真!
いやもう汚いのなんのってw
しかもとっても痩せていて、よく言われるようにその頃は目つきもかなりきつかったです。
とても同じ猫とは思えない!
「シッ、シッ」とされているところを帰宅途中のMike さんに目撃してもらった運のよいコ。
「仔猫がいて、とても置いてはおけない。連れて帰ってもいい?」と一応電話してきた Mike さんですが、「いいよ、もちろん」と返事をした途端ドアが開いて抱っこされたこのコがいましたw
とりあえずいったん、段ボール箱に入れたところが上の写真でした。
最初は里親を探そうと思っていたのですが、あまりに月ちゃん家になじんでいたのと、もう一頭くらいなら動物のお世話もできる... かな... とキャパの面でもぎりぎりセーフ(かな?)。
三ちゃんの性格が良かったこと(とにかく悪気がなく sweet )は大きいです。
月ちゃんがまだ猫ちゃんに慣れないせいもあり、寝室とは離れた和室に Mike さんと寝ていました(2週間くらいかな?)。
さすが保護猫を何度も引き取っている Mike さん一家、こういう時はこうする、と的確なお世話。
私は猫を飼ったことはなかったため、常に「どうしたらいい?」と指示を仰いでいました。
でも仔猫の世話をするのはとても大変で、より融通のきく仕事をしている私の肩にほぼかかってきたためいったんは(私が)パニック状態になりあきらめかけたことも。
でも「ダメかもしれないよ... ここにいるのは...」とボソボソ三ちゃんに話している Mike さんと、すっかり安住の顔をしている三ちゃんを見て、こういう時ことお金で解決すればいいんだと思いつき...
ハウスキーパーさんにも来てもらうようにして、なんとかその時期を乗り越えました。
月ちゃんの時は自分から進んで引き取っていたので、大変さ(おりこうだったのであまりなかったですが)は納得。
でも、偶然見つけてしまう小さな命を預かり引き受けようというのはやはり並大抵のことではありません。
これ以降、そういうことを無償でしている人を応援するのはどうぶつを愛する者としての義務であると思う気持ちはよりいっそう強くなりました。
まあこれ、他のことすべてにも本当は言えることですが(環境を愛する=環境保護団体に寄付する、など)。
実は、ご存知の方もいらっしゃるとおり、行政による引き取り数・殺処分数ともに、犬より猫の方がずっと多いです。
で、引き取り・処分の数が近年減ったと言われていますが、犬と猫を比べると猫は犬ほどには減っていません。
例えば引き取り数は、H16の犬が181,167頭。猫は237,246頭。
H26には、犬53,173頭、猫97,922頭。
犬は30%以下にまで減っているのですが、猫は半分と少し。
しかもいわゆる「猫ブーム」(この言葉、命への尊厳もなにも感じられない言葉ですね...)で、増えることが懸念されています。
改めて法律上の区分を考えてみるとまず、法的立場が、犬と猫では違うのでした。
動物管理愛護法のもと、「野良犬」は存在してはいけないのですが、「野良猫」はいいのです。
つまり、犬が係留されずに外をうろうろしていたら、捕獲対象となるのに対して、猫はならないのです。
誰でも知っているようなことではありますが、犬に関しては人間の完全な管理下(殺処分、繁殖→途中で死亡、も入れると)にある犬が増えてきた、と言えるのだろうと思います。
それに対し、猫というのは野良ちゃんなのか、飼い猫なのか、わからないからだと思われますが、基本的には捕獲はしないことになっているのですね。
私も勉強不足でここに書くのはちょっと憚られるのですが、猫を大きく分けると最低でも「ヤマネコ」「ノネコ」「ノラネコ」「イエネコ」に分けられるようです。
「ヤマネコ」は言わずと知れた西表ヤマネコや対馬ヤマネコ(対馬♡は月ちゃんの生まれ故郷です♡)など、完全なる野生動物。
つまり、海を泳ぐシロナガスクジラやロシアのアムールトラのように、完全に人の管理からは外れたところで生きる動物です。
そして例えばツシマヤマネコはベンガルヤマネコの亜種と言われている通り、ヤマネコはノネコやイエネコとは生態学的にも違っています。
その「イエネコ」は、言わずと知れた家で飼われる猫。
本来は完全に人間の管理下にある動物。
↑ 1週間くらいは和室が居場所だった三ちゃん(三ちゃんは自由に出入り・月ちゃんは入れないようにしていました)も、徐々に二階のリビングに慣れてきました。
そして、「ノネコ」とは、ややこしい存在で、「ノラネコ」との違いが明確に定義されていないようです。
よくこの論争の時に引き合いに出されているのが、昭和38年の(古い!)農林水産委員会での以下の説明のようです↓
「ノイヌ、ノネコは、元来は家畜でございましたものが野性化いたしまして山野に自生いたしまして、野山におるというのを、のら犬、のらネコ等と区分いたしまして、この場合ノイヌ、ノネコと称しまして狩猟鳥獣に入れておるわけでございますが」(委員会議事録原文はこちら)
「ノネコ」という呼ばれ方をする時は、鳥獣保護法のもと狩猟対象になっているのです。
どうも、この議事録を読んでいると「山野」にいる猫や犬(明らかに飼われていない)は、ノネコ、ノイヌ、と扱われるようです。
しかし昭和38年の説明がまだ生きているのかどうか、そのあたり、もう少しリサーチしないとなんとも言えませんが... どうもそうのようです。
「ノネコとは”人に依存せず山野で自活し野生化したイエネコ”のことですが、少し前まではノラネコやヤマネコと混同する方も少なくありませんでした。しかし最近はそれが何者であるかの認識も非常に高くなっていると感じています。」(南海日日新聞「ネコ問題シンポジウムに寄せて」寄稿文)
この寄稿文は在来生態系に影響を与えるイエネコの影響を考える研究会の方々が書かれたのですが、たしかに猫を巡っては、自然保護の面からは好ましくない影響というのは存在していて、これは日本に限ったことではもちろんありません。
例えばあれだけ動物を愛する国民性を持つイギリスでも、私がいた頃からすでに(10年前)、イエネコは野鳥を捕るから外に出すな!という運動は強くあり、かのデイビッド・アッテンボローさん(野生生物のドキュメンタリーのナレーターなどで有名)も、このことについて発言しています。
ただ、ここではその問題はいったん脇に置きまして。(というのも日本でこれが議論されているのは主に、保護動物がいる離島が多いからです。奄美大島=アマミノクロウサギ=猫に捕食される、西表島・対馬=ヤマネコ=イエネコと交配してしまうなど。)
この、「ノネコ」というのは、もともとはイエネコが野生化し「山野」にいる猫。
そして、「ノラネコ」は、イエネコが野生化し「山野」にはいない、主に都市部にいる猫(都市部の区分けも曖昧です)、という理解になるのかな?と思います。
いずれにしろ、「野良猫」は、人間の管理下にあった猫から発生した、自然界にはもともといなかったはずの動物なのです。
いろいろなパターンがあるようですが、ノネコや野良ネコは、例えば...
〇 もともと飼われていて捨てられた
〇 子猫として生まれたのを捨てられた
〇 去勢・避妊しないまま外に出ている飼い猫と、すでに「野良ネコ」となっていた猫が交配し生まれた猫が野生化した
とか、大元を辿っていくと、人間が管理していたはずの猫たちから派生。
ここのところが、よく知られていないと、「猫は迷惑」的な短絡思考になるのかな?と思ったのですが、どうでしょうね。
TNRという活動をしている人達がいます。
主に、上記のうち、野良ネコを対象にした活動です。
ご存知でない方のために説明しますと、T (Trap=捕獲する)、N(Neuter = 去勢・避妊手術をする)、R (Return = 元の場所に戻す)、という活動です。
ただ、それだけではなく、決められた場所での餌やり、その後片付け、排泄をするための場所とプランターなどの設置とメンテナンス、というところまで含んでいるのが日本におけるTNR の一般的な内容のようです(そうでない場合もあるとは思いますが)。
そして、TNRの対象となりきちんと去勢・避妊をしている猫は、「地域猫」と呼ばれています。
そうでない猫と区別するために、耳をさくらの花の先っぽのようにカットしているため、「さくら猫」などとも呼ばれています。
これは、新たなネコのカテゴリーであると、私は考えています。
先月のハワイで週末ミニマムキャンプをした時も、この「地域猫」がいました。受付のところに避妊・去勢のための募金箱が置いてありました。向かって左の耳がカットされています。ものすごい人懐こいコで、私は Sweet Heart と呼んで膝まくらしたりしてましたw
TNRをしているボランティアさんのお話を聞くと、もちろん猫が”好き”で”かわいそう”ということの他、「人間の責任で野良ネコになった」というところに、同じ人間として責任を感じ、なんとかしようと動いている、という印象を受けます。
これ、前回書いた、倫理感に根差した行動です。
それなのに、この人達が行政から怒られたりするなんて、本当に筋違いな話なのです。
↑ ある高齢のおばあさんが劣悪な状態の野良ネコたちの世話をしたところ、行政から延々とお説教され具合が悪くなった、という話です。
ただ実際、そうとはわかってもやはり前回も書いた庭にフンをするなど、「メイワク」と感じられる場合もあるそうで、TNR活動は大変苦労されているようですね。
そして行政のあの「近隣の迷惑になりますので猫に餌を与えないでください」というメッセージは、短絡的すぎて危険です。
なぜなら、百歩譲ってメイワクという言葉を使うとしたら、その対象にははっきりとした区分があるべきだからです。
去勢や避妊をした猫は、戸外にいるとしても1代限り。増えることはありません。
そのうえで、そういう猫であっても、近隣の庭に入ってフンをして迷惑だから、餌をあげるな(→ 餓死・ゴミあさり)、というのかどうか。
TNRは環境省のガイドラインを読むときちんと認められた活動です(「住 宅 密 集 地 に お け る 犬 猫 の 適 正 飼 養 ガ イ ド ラ イ ン」)。
それが、自治体によっては短絡的なメッセージを発信したまま、というだけのことなのか。
私も勉強不足でまだよくわかりません。でもこのメッセージはどうしても変える必要はあると強く感じています。
仕事柄(サステナビリティを推進する)よく、人から「それはきれいごと」と言われます。
でもそれはいけないことなのかなあ~と、最近そのことをよく考えます。
現実はいろいろあっても、常に未来の「きれいごと」を目指すことで、人のモラルは進化してきたのではないのかなあと。
理論的には、すべての猫を捕獲し去勢・避妊をし、耳をカットしその猫たちについては温かく見守る、ということを目指すことが人道的・倫理的・道徳的、なのではないでしょうか。
しかも、もともとは人間が飼っていた猫たちから派生している彼らは、人間の産物であります。
倫理や道徳より自分の快適さや便利さだ、という主張、そんな主張を、子どもがしたら私たちはきっと心配するでしょう。
「将来どんな大人になるのか」。
なのにどうして、子どもに言うことと、大人のすることで、ダブルスタンダードを持ち込んでいるのでしょう?
子どもたちには命を大切に、他人を(他の生き物を)大切に、と教えるのが基本だと私は理解していますが、違ったのでしょうか。
「そんなこと言っても現実問題は」とは、「メイワク」と並んでよく使われる言葉ですが、それを押し通してきたから今私たちは自分の住んでいる場所である地球を滅ぼすようなことをしているのだと、そろそろ気づいてもよいころではないかな...
ネコの問題、イヌの問題、生きものの絶滅、大量消費に大量廃棄、etc. etc.
人間以外の生きものに対する姿勢そのものを、もう一度考え直す機会を、このネコ問題とTNRは考えさせてくれるなあ~と思いました。
猫は特に、「普通に道にいる」(学生さんのコメントw)ため、みんなに関係あるということが分かりやすいですから、動物問題を考えるのにとっかかりやすいかも。
So-net マリエさんが代表をされているこちら肉球クラブさんの譲渡会が27日の今日行われました。
もう何年も譲渡会でサプリメントを販売して活動費に充てていただくようにしていますが、ボランティアさんたちが猫ちゃんたちに食べさせるのに苦労していると聞いていました。
みなさん粉状にしたりと工夫されていると聞いたので...
同じく So-net ぼっこさんがご自宅でしてくださっているというアイデアをそのままいただいて、バウンシー(猫用オーガニックサプリメント)を粉状にし、1回分ずつを袋に入れてお送りしました。
三ちゃんもうちに来た当初、猫風邪ウイルスのためもあり涙・鼻水ともにすごかったんですが、バウンシーでとてもきれいになったので、ぜひ、譲渡率アップのためにもなんとか猫ちゃんたちに食べてもらいたい!
お忙しいボランティアさんにあまりお手をわずらわせたくない!
そんな気持ちをスタッフに話したところ、「やってみます!」と実現してくれたのです。
マリエさん、ボランティアのみなさん、ぼっこさん、そしてパフィーズKさん、ありがとうございます。
三ちゃんと同じ運命の猫ちゃんたちに、よいお家が見つかっていますように。
しかし月ちゃんも三ちゃんも、もともとは「野良」で暮らしていたことを思うと、動物の人間に合わせる能力はすごいなあ~と思います。
これだけの知能や感情を持っている動物を、「メイワク」で片付けることは、やはり知能が高く理性と判断力に優れていると自負する「人間」であればこそ、倫理に反することではないでしょうか。
二頭とも、合わせてくれているのだな、と、日々感謝♡
動物とこんな近くで暮らせるって、実はすごいことなんですね。
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9/16 パフィーズ 福岡市イムズデパートにてセミナー(こちら)
10/3 代表Mari 朝日新聞地球会議2017パネリスト登壇(こちら)@帝国ホテル in 東京 (フェアトレードのセッション、お申し込みは朝日新聞社まで)
野良猫ちゃん。野生に生きる猫、というフレーズも。
かくいう我が家のアイドル三ちゃんも、もとは野良ちゃんでした。
初公開、最初に家に来た時の写真!
いやもう汚いのなんのってw
しかもとっても痩せていて、よく言われるようにその頃は目つきもかなりきつかったです。
とても同じ猫とは思えない!
「シッ、シッ」とされているところを帰宅途中のMike さんに目撃してもらった運のよいコ。
「仔猫がいて、とても置いてはおけない。連れて帰ってもいい?」と一応電話してきた Mike さんですが、「いいよ、もちろん」と返事をした途端ドアが開いて抱っこされたこのコがいましたw
とりあえずいったん、段ボール箱に入れたところが上の写真でした。
最初は里親を探そうと思っていたのですが、あまりに月ちゃん家になじんでいたのと、もう一頭くらいなら動物のお世話もできる... かな... とキャパの面でもぎりぎりセーフ(かな?)。
三ちゃんの性格が良かったこと(とにかく悪気がなく sweet )は大きいです。
月ちゃんがまだ猫ちゃんに慣れないせいもあり、寝室とは離れた和室に Mike さんと寝ていました(2週間くらいかな?)。
さすが保護猫を何度も引き取っている Mike さん一家、こういう時はこうする、と的確なお世話。
私は猫を飼ったことはなかったため、常に「どうしたらいい?」と指示を仰いでいました。
でも仔猫の世話をするのはとても大変で、より融通のきく仕事をしている私の肩にほぼかかってきたためいったんは(私が)パニック状態になりあきらめかけたことも。
でも「ダメかもしれないよ... ここにいるのは...」とボソボソ三ちゃんに話している Mike さんと、すっかり安住の顔をしている三ちゃんを見て、こういう時ことお金で解決すればいいんだと思いつき...
ハウスキーパーさんにも来てもらうようにして、なんとかその時期を乗り越えました。
月ちゃんの時は自分から進んで引き取っていたので、大変さ(おりこうだったのであまりなかったですが)は納得。
でも、偶然見つけてしまう小さな命を預かり引き受けようというのはやはり並大抵のことではありません。
これ以降、そういうことを無償でしている人を応援するのはどうぶつを愛する者としての義務であると思う気持ちはよりいっそう強くなりました。
まあこれ、他のことすべてにも本当は言えることですが(環境を愛する=環境保護団体に寄付する、など)。
実は、ご存知の方もいらっしゃるとおり、行政による引き取り数・殺処分数ともに、犬より猫の方がずっと多いです。
で、引き取り・処分の数が近年減ったと言われていますが、犬と猫を比べると猫は犬ほどには減っていません。
例えば引き取り数は、H16の犬が181,167頭。猫は237,246頭。
H26には、犬53,173頭、猫97,922頭。
犬は30%以下にまで減っているのですが、猫は半分と少し。
しかもいわゆる「猫ブーム」(この言葉、命への尊厳もなにも感じられない言葉ですね...)で、増えることが懸念されています。
改めて法律上の区分を考えてみるとまず、法的立場が、犬と猫では違うのでした。
動物管理愛護法のもと、「野良犬」は存在してはいけないのですが、「野良猫」はいいのです。
つまり、犬が係留されずに外をうろうろしていたら、捕獲対象となるのに対して、猫はならないのです。
誰でも知っているようなことではありますが、犬に関しては人間の完全な管理下(殺処分、繁殖→途中で死亡、も入れると)にある犬が増えてきた、と言えるのだろうと思います。
それに対し、猫というのは野良ちゃんなのか、飼い猫なのか、わからないからだと思われますが、基本的には捕獲はしないことになっているのですね。
私も勉強不足でここに書くのはちょっと憚られるのですが、猫を大きく分けると最低でも「ヤマネコ」「ノネコ」「ノラネコ」「イエネコ」に分けられるようです。
「ヤマネコ」は言わずと知れた西表ヤマネコや対馬ヤマネコ(対馬♡は月ちゃんの生まれ故郷です♡)など、完全なる野生動物。
つまり、海を泳ぐシロナガスクジラやロシアのアムールトラのように、完全に人の管理からは外れたところで生きる動物です。
そして例えばツシマヤマネコはベンガルヤマネコの亜種と言われている通り、ヤマネコはノネコやイエネコとは生態学的にも違っています。
その「イエネコ」は、言わずと知れた家で飼われる猫。
本来は完全に人間の管理下にある動物。
↑ 1週間くらいは和室が居場所だった三ちゃん(三ちゃんは自由に出入り・月ちゃんは入れないようにしていました)も、徐々に二階のリビングに慣れてきました。
そして、「ノネコ」とは、ややこしい存在で、「ノラネコ」との違いが明確に定義されていないようです。
よくこの論争の時に引き合いに出されているのが、昭和38年の(古い!)農林水産委員会での以下の説明のようです↓
「ノイヌ、ノネコは、元来は家畜でございましたものが野性化いたしまして山野に自生いたしまして、野山におるというのを、のら犬、のらネコ等と区分いたしまして、この場合ノイヌ、ノネコと称しまして狩猟鳥獣に入れておるわけでございますが」(委員会議事録原文はこちら)
「ノネコ」という呼ばれ方をする時は、鳥獣保護法のもと狩猟対象になっているのです。
どうも、この議事録を読んでいると「山野」にいる猫や犬(明らかに飼われていない)は、ノネコ、ノイヌ、と扱われるようです。
しかし昭和38年の説明がまだ生きているのかどうか、そのあたり、もう少しリサーチしないとなんとも言えませんが... どうもそうのようです。
「ノネコとは”人に依存せず山野で自活し野生化したイエネコ”のことですが、少し前まではノラネコやヤマネコと混同する方も少なくありませんでした。しかし最近はそれが何者であるかの認識も非常に高くなっていると感じています。」(南海日日新聞「ネコ問題シンポジウムに寄せて」寄稿文)
この寄稿文は在来生態系に影響を与えるイエネコの影響を考える研究会の方々が書かれたのですが、たしかに猫を巡っては、自然保護の面からは好ましくない影響というのは存在していて、これは日本に限ったことではもちろんありません。
例えばあれだけ動物を愛する国民性を持つイギリスでも、私がいた頃からすでに(10年前)、イエネコは野鳥を捕るから外に出すな!という運動は強くあり、かのデイビッド・アッテンボローさん(野生生物のドキュメンタリーのナレーターなどで有名)も、このことについて発言しています。
ただ、ここではその問題はいったん脇に置きまして。(というのも日本でこれが議論されているのは主に、保護動物がいる離島が多いからです。奄美大島=アマミノクロウサギ=猫に捕食される、西表島・対馬=ヤマネコ=イエネコと交配してしまうなど。)
この、「ノネコ」というのは、もともとはイエネコが野生化し「山野」にいる猫。
そして、「ノラネコ」は、イエネコが野生化し「山野」にはいない、主に都市部にいる猫(都市部の区分けも曖昧です)、という理解になるのかな?と思います。
いずれにしろ、「野良猫」は、人間の管理下にあった猫から発生した、自然界にはもともといなかったはずの動物なのです。
いろいろなパターンがあるようですが、ノネコや野良ネコは、例えば...
〇 もともと飼われていて捨てられた
〇 子猫として生まれたのを捨てられた
〇 去勢・避妊しないまま外に出ている飼い猫と、すでに「野良ネコ」となっていた猫が交配し生まれた猫が野生化した
とか、大元を辿っていくと、人間が管理していたはずの猫たちから派生。
ここのところが、よく知られていないと、「猫は迷惑」的な短絡思考になるのかな?と思ったのですが、どうでしょうね。
TNRという活動をしている人達がいます。
主に、上記のうち、野良ネコを対象にした活動です。
ご存知でない方のために説明しますと、T (Trap=捕獲する)、N(Neuter = 去勢・避妊手術をする)、R (Return = 元の場所に戻す)、という活動です。
ただ、それだけではなく、決められた場所での餌やり、その後片付け、排泄をするための場所とプランターなどの設置とメンテナンス、というところまで含んでいるのが日本におけるTNR の一般的な内容のようです(そうでない場合もあるとは思いますが)。
そして、TNRの対象となりきちんと去勢・避妊をしている猫は、「地域猫」と呼ばれています。
そうでない猫と区別するために、耳をさくらの花の先っぽのようにカットしているため、「さくら猫」などとも呼ばれています。
これは、新たなネコのカテゴリーであると、私は考えています。
先月のハワイで週末ミニマムキャンプをした時も、この「地域猫」がいました。受付のところに避妊・去勢のための募金箱が置いてありました。向かって左の耳がカットされています。ものすごい人懐こいコで、私は Sweet Heart と呼んで膝まくらしたりしてましたw
TNRをしているボランティアさんのお話を聞くと、もちろん猫が”好き”で”かわいそう”ということの他、「人間の責任で野良ネコになった」というところに、同じ人間として責任を感じ、なんとかしようと動いている、という印象を受けます。
これ、前回書いた、倫理感に根差した行動です。
それなのに、この人達が行政から怒られたりするなんて、本当に筋違いな話なのです。
↑ ある高齢のおばあさんが劣悪な状態の野良ネコたちの世話をしたところ、行政から延々とお説教され具合が悪くなった、という話です。
ただ実際、そうとはわかってもやはり前回も書いた庭にフンをするなど、「メイワク」と感じられる場合もあるそうで、TNR活動は大変苦労されているようですね。
そして行政のあの「近隣の迷惑になりますので猫に餌を与えないでください」というメッセージは、短絡的すぎて危険です。
なぜなら、百歩譲ってメイワクという言葉を使うとしたら、その対象にははっきりとした区分があるべきだからです。
去勢や避妊をした猫は、戸外にいるとしても1代限り。増えることはありません。
そのうえで、そういう猫であっても、近隣の庭に入ってフンをして迷惑だから、餌をあげるな(→ 餓死・ゴミあさり)、というのかどうか。
TNRは環境省のガイドラインを読むときちんと認められた活動です(「住 宅 密 集 地 に お け る 犬 猫 の 適 正 飼 養 ガ イ ド ラ イ ン」)。
それが、自治体によっては短絡的なメッセージを発信したまま、というだけのことなのか。
私も勉強不足でまだよくわかりません。でもこのメッセージはどうしても変える必要はあると強く感じています。
仕事柄(サステナビリティを推進する)よく、人から「それはきれいごと」と言われます。
でもそれはいけないことなのかなあ~と、最近そのことをよく考えます。
現実はいろいろあっても、常に未来の「きれいごと」を目指すことで、人のモラルは進化してきたのではないのかなあと。
理論的には、すべての猫を捕獲し去勢・避妊をし、耳をカットしその猫たちについては温かく見守る、ということを目指すことが人道的・倫理的・道徳的、なのではないでしょうか。
しかも、もともとは人間が飼っていた猫たちから派生している彼らは、人間の産物であります。
倫理や道徳より自分の快適さや便利さだ、という主張、そんな主張を、子どもがしたら私たちはきっと心配するでしょう。
「将来どんな大人になるのか」。
なのにどうして、子どもに言うことと、大人のすることで、ダブルスタンダードを持ち込んでいるのでしょう?
子どもたちには命を大切に、他人を(他の生き物を)大切に、と教えるのが基本だと私は理解していますが、違ったのでしょうか。
「そんなこと言っても現実問題は」とは、「メイワク」と並んでよく使われる言葉ですが、それを押し通してきたから今私たちは自分の住んでいる場所である地球を滅ぼすようなことをしているのだと、そろそろ気づいてもよいころではないかな...
ネコの問題、イヌの問題、生きものの絶滅、大量消費に大量廃棄、etc. etc.
人間以外の生きものに対する姿勢そのものを、もう一度考え直す機会を、このネコ問題とTNRは考えさせてくれるなあ~と思いました。
猫は特に、「普通に道にいる」(学生さんのコメントw)ため、みんなに関係あるということが分かりやすいですから、動物問題を考えるのにとっかかりやすいかも。
So-net マリエさんが代表をされているこちら肉球クラブさんの譲渡会が27日の今日行われました。
もう何年も譲渡会でサプリメントを販売して活動費に充てていただくようにしていますが、ボランティアさんたちが猫ちゃんたちに食べさせるのに苦労していると聞いていました。
みなさん粉状にしたりと工夫されていると聞いたので...
同じく So-net ぼっこさんがご自宅でしてくださっているというアイデアをそのままいただいて、バウンシー(猫用オーガニックサプリメント)を粉状にし、1回分ずつを袋に入れてお送りしました。
三ちゃんもうちに来た当初、猫風邪ウイルスのためもあり涙・鼻水ともにすごかったんですが、バウンシーでとてもきれいになったので、ぜひ、譲渡率アップのためにもなんとか猫ちゃんたちに食べてもらいたい!
お忙しいボランティアさんにあまりお手をわずらわせたくない!
そんな気持ちをスタッフに話したところ、「やってみます!」と実現してくれたのです。
マリエさん、ボランティアのみなさん、ぼっこさん、そしてパフィーズKさん、ありがとうございます。
三ちゃんと同じ運命の猫ちゃんたちに、よいお家が見つかっていますように。
しかし月ちゃんも三ちゃんも、もともとは「野良」で暮らしていたことを思うと、動物の人間に合わせる能力はすごいなあ~と思います。
これだけの知能や感情を持っている動物を、「メイワク」で片付けることは、やはり知能が高く理性と判断力に優れていると自負する「人間」であればこそ、倫理に反することではないでしょうか。
二頭とも、合わせてくれているのだな、と、日々感謝♡
動物とこんな近くで暮らせるって、実はすごいことなんですね。
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~お知らせ~
9/16 パフィーズ 福岡市イムズデパートにてセミナー(こちら)
10/3 代表Mari 朝日新聞地球会議2017パネリスト登壇(こちら)@帝国ホテル in 東京 (フェアトレードのセッション、お申し込みは朝日新聞社まで)
こちらも生まれ変わりました [ANIMAL WELFARE]
告白です。
あまりの暑さにこのブログをちょっとほったらかしていました
と、その間になんと!
みなさんほとんどスマホで見られているでしょうから、ご覧になっていないかもしれませんが、トップページの画像を何年ぶりかで入れ替えました!
正確には、入れ替えてもらいました。
パフィーズ Yさん、ありがとうございます♡
三ちゃんも一緒のがないかなあ~と思ったけど、室内よりやっぱり自然の風景がいいなと思い、月ちゃんが懐かしのターキーフィールドに立っている姿。
しかしカリフォルニア(ベイエリア)もこの夏は暑かったです。
さて、ここから先は長いので、どうぶつ、地球、人権問題などなどにご興味のある方はお読みください ↓
実は、アメリカのパフィーズ改名に伴い、パフィーズの日本における動物福祉プロジェクト Every Dog Project も、この度改名いたしました。
こちら、 Every dog has a story to tell (すべての犬にストーリーがある)のもと、保護犬・猫支援を中心に寄付や普及啓発をしてきてはや6年。
たいした成果も残念ながらまだないですが、自分も何かしたい、と考えるパフィーズのお客様が動物福祉活動に参加いただけるように、ということでやってきました。
その間わたしもずっと、このブログの記事カテゴリーでいうと Every dog has a story または アニマルウェルフェアのカテゴリーで、動物福祉の考え方について記事を書いてきましたし、時々は講演などもしてきました。こちらは2010年からだから、やっぱり6年。
幸い、読んでくれている人達から時々、役に立っている、OR 自分も少し参考に記事を書いている、ということも聞いてきました。
そんなこんなで、自分にできる範囲での貢献は少しはできているのかなあ。。。と感じられるようになってきました。
(ほんとは時々その気持ちはゆらぐんですけどw)
まだ月ちゃんが来る前に、奈良(かな?)で撮った写真 ↑
ただ、私自身が最近ずっと、これからの世の中はもうこれまでのルールや考え方では通用しなくなる、と感じていまして。
とてもまとめ切れるものではありませんが... しかも専門家でもないですが... 話を前に進めるには書かないといけませんので、以下、散文お許しください
資源の枯渇、温暖化、生物の大量絶滅、といった環境問題に加え、特に新興国などの人口増加、加速する大量生産大量消費、肉食増加、などの社会問題という従来からあった問題のすごいスピードでの悪化。
そして、文化的・政治的に、ユーロ離脱、トランプ政権、相次ぐテロ、難民問題、悪化する人身取引や現代奴隷問題、ヘイトスピーチなど、人間社会の中での対立や紛争。
AI が進むことによる多くの職の危機と貧困格差の拡大も、これからの社会を予測不可能なものにしている気がします。
社会全体がどちらかというと殺伐としてきた気がして、その中での動物、特に愛玩動物の立ち位置は、今以上に危ういものになると感じているところでした。
人間含め、「生きもの」の命を尊重し共存する、ということが、なぜか難しくなってきている気がします。
地球は本来私たちが「住んでいる」場所なはずですが、どんどんそれを食いつぶし、汚しています。
過去45年間で、野生生物(の指標)が58%も減少した(詳しくはこちら)、ということは、本当はとても恐ろしいこと。
このように、まず被害を受けるのは、野生動物や貧しい国の人達で。
でも先進国に住み、キレイなお店に並ぶものや快適なエアコンの効いた室内にいると、そのことが感じられません。
実際には先進国内でも、すでに書いたように現代奴隷やいわゆるヘイトカルチャーなど、排他的で「私たち」の枠をせばめる動きが強くなっています。
だから、このプロジェクトにゆるやかに参加する私たちは、「私たち以上」を考えていきましょう、そんな統一的な普及啓発をしていきたいと思っています。
犬のこと、猫のこと、地球の他の「弱い立場にある」生きもののこと。
もちろんそれは、人間(子ども、女子、女性、などなど)を含めて、です。
同じ原則だからです。命を尊重する。人権を尊重する。しないとすればなぜなのか?(たいてい、こういうことへの反論は、理論的に穴だらけです)
私と月ちゃん♡ の世界から、私と月ちゃんと他のみんな♡ といった感じでしょうかw
これまでここに書いて来たトーンより、少しだけ、ゆるやかでよりポジティブなトーン。
批判や攻撃をせず、決めつけをせず、いろんな立場を理解し、尊重しあい、その中で気づきがあればいいな、と。
そんな感じで始めていきたいと考えています。
幸い、得意分野が様々違う仲間もぽちぽちと集まっています。
もちろんオープンですから、参加されたい方はぜひ。まずは秋にやるイベントとチャリティーカレンダーの宣伝へのご協力をお願いしたいです。
地理的な問題はありますがw できたらランチミーティングとか、そんなことも計画したいねと話しています。
あ、というわけでw 新しい名前を、More Than Us (私たち以上)としました。
野生に生きる猫ちゃんのことを書きそびれましたが... また書きます。
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あまりの暑さにこのブログをちょっとほったらかしていました
と、その間になんと!
みなさんほとんどスマホで見られているでしょうから、ご覧になっていないかもしれませんが、トップページの画像を何年ぶりかで
正確には、入れ替えてもらいました。
パフィーズ Yさん、ありがとうございます♡
三ちゃんも一緒のがないかなあ~と思ったけど、室内よりやっぱり自然の風景がいいなと思い、月ちゃんが懐かしのターキーフィールドに立っている姿。
しかしカリフォルニア(ベイエリア)もこの夏は暑かったです。
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実は、アメリカのパフィーズ改名に伴い、パフィーズの日本における動物福祉プロジェクト Every Dog Project も、この度改名いたしました。
こちら、 Every dog has a story to tell (すべての犬にストーリーがある)のもと、保護犬・猫支援を中心に寄付や普及啓発をしてきてはや6年。
たいした成果も残念ながらまだないですが、自分も何かしたい、と考えるパフィーズのお客様が動物福祉活動に参加いただけるように、ということでやってきました。
その間わたしもずっと、このブログの記事カテゴリーでいうと Every dog has a story または アニマルウェルフェアのカテゴリーで、動物福祉の考え方について記事を書いてきましたし、時々は講演などもしてきました。こちらは2010年からだから、やっぱり6年。
幸い、読んでくれている人達から時々、役に立っている、OR 自分も少し参考に記事を書いている、ということも聞いてきました。
そんなこんなで、自分にできる範囲での貢献は少しはできているのかなあ。。。と感じられるようになってきました。
(ほんとは時々その気持ちはゆらぐんですけどw)
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ただ、私自身が最近ずっと、これからの世の中はもうこれまでのルールや考え方では通用しなくなる、と感じていまして。
とてもまとめ切れるものではありませんが... しかも専門家でもないですが... 話を前に進めるには書かないといけませんので、以下、散文お許しください
資源の枯渇、温暖化、生物の大量絶滅、といった環境問題に加え、特に新興国などの人口増加、加速する大量生産大量消費、肉食増加、などの社会問題という従来からあった問題のすごいスピードでの悪化。
そして、文化的・政治的に、ユーロ離脱、トランプ政権、相次ぐテロ、難民問題、悪化する人身取引や現代奴隷問題、ヘイトスピーチなど、人間社会の中での対立や紛争。
AI が進むことによる多くの職の危機と貧困格差の拡大も、これからの社会を予測不可能なものにしている気がします。
社会全体がどちらかというと殺伐としてきた気がして、その中での動物、特に愛玩動物の立ち位置は、今以上に危ういものになると感じているところでした。
人間含め、「生きもの」の命を尊重し共存する、ということが、なぜか難しくなってきている気がします。
地球は本来私たちが「住んでいる」場所なはずですが、どんどんそれを食いつぶし、汚しています。
過去45年間で、野生生物(の指標)が58%も減少した(詳しくはこちら)、ということは、本当はとても恐ろしいこと。
このように、まず被害を受けるのは、野生動物や貧しい国の人達で。
でも先進国に住み、キレイなお店に並ぶものや快適なエアコンの効いた室内にいると、そのことが感じられません。
実際には先進国内でも、すでに書いたように現代奴隷やいわゆるヘイトカルチャーなど、排他的で「私たち」の枠をせばめる動きが強くなっています。
だから、このプロジェクトにゆるやかに参加する私たちは、「私たち以上」を考えていきましょう、そんな統一的な普及啓発をしていきたいと思っています。
犬のこと、猫のこと、地球の他の「弱い立場にある」生きもののこと。
もちろんそれは、人間(子ども、女子、女性、などなど)を含めて、です。
同じ原則だからです。命を尊重する。人権を尊重する。しないとすればなぜなのか?(たいてい、こういうことへの反論は、理論的に穴だらけです)
私と月ちゃん♡ の世界から、私と月ちゃんと他のみんな♡ といった感じでしょうかw
これまでここに書いて来たトーンより、少しだけ、ゆるやかでよりポジティブなトーン。
批判や攻撃をせず、決めつけをせず、いろんな立場を理解し、尊重しあい、その中で気づきがあればいいな、と。
そんな感じで始めていきたいと考えています。
幸い、得意分野が様々違う仲間もぽちぽちと集まっています。
もちろんオープンですから、参加されたい方はぜひ。まずは秋にやるイベントとチャリティーカレンダーの宣伝へのご協力をお願いしたいです。
地理的な問題はありますがw できたらランチミーティングとか、そんなことも計画したいねと話しています。
あ、というわけでw 新しい名前を、More Than Us (私たち以上)としました。
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AW&楽しいことあれこれ [ANIMAL WELFARE]
毎日... 暑い... ですね、とそればかり。
世界的に猛暑でヨーロッパでもかなーり暑いようです。
インドは湿度が高くなりすぎて人間が住めなくなる農村地域が出るとか... 人間はある程度以上の湿度の中では汗をかけないため、健康な人でも6時間くらいで死んでしまうのだそうです。
日本のサンゴの75%が死滅とか、「そのうち起こる」と言われていたことがもうすでに起こりかけていて、完全に個人的感覚ですが、人間が地球をすごいことにしてしまったんだな... 感じる度合いが強くなりました。
そんな中、人間と近いところにいる動物たちとの関係について改めて考えることは、私達の地球とのかかわりを見直すチャンスでもあると私はいつもここに書いてきました。
だから、「野良猫は迷惑です」の行政の看板は、好きではないし、メッセージの出し方をもう少しどうにかできないのかな~と思っていました。
それなのに、びっくりするようなことを最近聞いたのです。
なんと、あるところでは(日本です)、野良猫に餌をあげたおばあさんを、行政が1時間もお説教したそうです。
つまり、餌をあげると増えて近隣の迷惑になるから、ということです。
どんなことを「メイワク」と思われるのか。いろいろあるようですが...
ちょうど大学の講義でアニマルウェルフェアをやったので、眠気覚ましのエクササイズにこれを出題。
学生さんからはいろんな意見が出ました ↓
〇 子どもが猫をさわりたがる → 病気がうつる(かも)
〇 庭にフンやオシッコをされる
〇 夜に鳴き声がして眠れない
〇 あちこちにいるので車で轢いてしまう可能性あり → 誰が片付けるのか
〇 嫌いな人は見るだけで落ち着かない気持ちになる
〇 猫の数が増え続ける
〇 草を食べられたり、ドアなどにマーキングをしたりする
かなりリアルなものもあり、それは実体験に基づいているんだそう。
これ、よく見ると、「野生動物」と共存する地域はこういうことは日常的にあったりすることです。
つまり人間側がいかに、都市部で「野生」を排除して人間だけで清潔に(?)暮らしたいと思っているか、を反映してるなあと思いました。
「桜は葉が散るから切り倒す」的な考えですね。
続きはまた次回に書きます。
が、ちゃんと捕獲して去勢・避妊をし、餌も特定の場所であげ片付けまでする、フンはできるだけ一か所でしてもらうようにプランターなどを設置する、ということまでしている人達がいたとして、それが猫の命という生き物にとって最大重要事項を確保するためであっても、「メイワク」と押し切れるものなのでしょうか。
いつもこういう時思うのは、子どもにそんなことを教えるかな... ということ。
そして、「子どもがさわる可能性があって...」という部分がまさに、子どもたちに犬猫との関わり方を教える必要がある、と私が感じる理由です。
保護者などの許可なくさわらないように教えることが、まず先ではないかと思います。(欧米では当たり前)
さて、チャリティカレンダーの打ち合わせに行ってきました。
カレンダーのイラストをお願いできることになった、イラストレーターの「井上由紀子」さんと、です。
絵本も出版されたことのある井上さん、すごーくお綺麗で優しくて素敵な方!(左のロングヘアの方です。その前が私、奥がスタッフ)
奥ゆかしい方で、みなさんに美人ぶりを知っていただけないのが残念ですw
だけどカレンダーは制作されたことがあるそうで、ちゃんとレイアウトの案や、カレンダーのコストを抑える方法までご提案いただき、感謝の一言につきます。
Every dog の方針や、パフィーズのイメージカラーなどはお伝えし、みなさんからもいただいたお写真などお見せしました。
やはりアーティスト、そのうち何枚かに「ピーン」と来られてました。
で、1枚は月ちゃん&三ちゃんでした、月ちゃんと知らないうちから「これを使わせていただきたいです」とおっしゃって... みなさんごめんなさいw
これとこれを使ったらこんな感じはどうでしょう?とささっとペンを走らせてらして... さすがプロ。
なので、細かい部分はお任せすることにしました。
ただ、みなさんからいただいているお写真の感じはちゃんと見ていただいてます。なので、みんなのスピリットは入ったものにできないかと無理なお願いをしてきました。
「がんばります」とのこと。なんだかすごい方に、お願いできることになったみたい♡
その方を紹介くださった方と、これまたコラボがあります。
最近豪雨の被害もあり元気が必要な朝倉の、「木々の葉雑器店」さんという陶芸作家さん。
実は私はもうずーっと何年も、時々通っては一つずつ買い集めているファンでして。
過去記事を見てみたら、6年も前から!
2011年に、最初に買ったお皿の写真を載せています。
このお皿はもちろんまだあり、次に行った時にもう一つ、と買い足しています。
で、私が月ちゃんのために個人的にほしい器の形や大きさをお伝えしてフードボウルを作ってもらったのですが...
使いやすいし、いわゆる「インスタ生え」しますw
やっぱり、磁器にはない風合いがあり、縁があるのでそこに個性が出ます。
「いかにも犬用!」というのではない、さりげないクラシックなものを、とこれまた無理なわがままを聞いていただいた甲斐あり。
使いやすさも考えて、洗いやすく、割れにくい、そんな形や深さ、縁の傾斜も一緒に追求していただいたこのボウル。
私と月ちゃんだけではもったいない!
ということで、このたび、パフィーズのロゴやペットの名前を入れたボウルの試作品の出来上がりを見せてもらったのです。
受注会は秋。
またこれも、次回に...
今度の試作品は三ちゃんのも作ってもらったからね♡
冬の写真ですが... 可愛いから載せちゃう。
ブログをおやすみするのはいつになるでしょうね...
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世界的に猛暑でヨーロッパでもかなーり暑いようです。
インドは湿度が高くなりすぎて人間が住めなくなる農村地域が出るとか... 人間はある程度以上の湿度の中では汗をかけないため、健康な人でも6時間くらいで死んでしまうのだそうです。
日本のサンゴの75%が死滅とか、「そのうち起こる」と言われていたことがもうすでに起こりかけていて、完全に個人的感覚ですが、人間が地球をすごいことにしてしまったんだな... 感じる度合いが強くなりました。
そんな中、人間と近いところにいる動物たちとの関係について改めて考えることは、私達の地球とのかかわりを見直すチャンスでもあると私はいつもここに書いてきました。
だから、「野良猫は迷惑です」の行政の看板は、好きではないし、メッセージの出し方をもう少しどうにかできないのかな~と思っていました。
それなのに、びっくりするようなことを最近聞いたのです。
なんと、あるところでは(日本です)、野良猫に餌をあげたおばあさんを、行政が1時間もお説教したそうです。
つまり、餌をあげると増えて近隣の迷惑になるから、ということです。
どんなことを「メイワク」と思われるのか。いろいろあるようですが...
ちょうど大学の講義でアニマルウェルフェアをやったので、眠気覚ましのエクササイズにこれを出題。
学生さんからはいろんな意見が出ました ↓
〇 子どもが猫をさわりたがる → 病気がうつる(かも)
〇 庭にフンやオシッコをされる
〇 夜に鳴き声がして眠れない
〇 あちこちにいるので車で轢いてしまう可能性あり → 誰が片付けるのか
〇 嫌いな人は見るだけで落ち着かない気持ちになる
〇 猫の数が増え続ける
〇 草を食べられたり、ドアなどにマーキングをしたりする
かなりリアルなものもあり、それは実体験に基づいているんだそう。
これ、よく見ると、「野生動物」と共存する地域はこういうことは日常的にあったりすることです。
つまり人間側がいかに、都市部で「野生」を排除して人間だけで清潔に(?)暮らしたいと思っているか、を反映してるなあと思いました。
「桜は葉が散るから切り倒す」的な考えですね。
続きはまた次回に書きます。
が、ちゃんと捕獲して去勢・避妊をし、餌も特定の場所であげ片付けまでする、フンはできるだけ一か所でしてもらうようにプランターなどを設置する、ということまでしている人達がいたとして、それが猫の命という生き物にとって最大重要事項を確保するためであっても、「メイワク」と押し切れるものなのでしょうか。
いつもこういう時思うのは、子どもにそんなことを教えるかな... ということ。
そして、「子どもがさわる可能性があって...」という部分がまさに、子どもたちに犬猫との関わり方を教える必要がある、と私が感じる理由です。
保護者などの許可なくさわらないように教えることが、まず先ではないかと思います。(欧米では当たり前)
さて、チャリティカレンダーの打ち合わせに行ってきました。
カレンダーのイラストをお願いできることになった、イラストレーターの「井上由紀子」さんと、です。
絵本も出版されたことのある井上さん、すごーくお綺麗で優しくて素敵な方!(左のロングヘアの方です。その前が私、奥がスタッフ)
奥ゆかしい方で、みなさんに美人ぶりを知っていただけないのが残念ですw
だけどカレンダーは制作されたことがあるそうで、ちゃんとレイアウトの案や、カレンダーのコストを抑える方法までご提案いただき、感謝の一言につきます。
Every dog の方針や、パフィーズのイメージカラーなどはお伝えし、みなさんからもいただいたお写真などお見せしました。
やはりアーティスト、そのうち何枚かに「ピーン」と来られてました。
で、1枚は月ちゃん&三ちゃんでした、月ちゃんと知らないうちから「これを使わせていただきたいです」とおっしゃって... みなさんごめんなさいw
これとこれを使ったらこんな感じはどうでしょう?とささっとペンを走らせてらして... さすがプロ。
なので、細かい部分はお任せすることにしました。
ただ、みなさんからいただいているお写真の感じはちゃんと見ていただいてます。なので、みんなのスピリットは入ったものにできないかと無理なお願いをしてきました。
「がんばります」とのこと。なんだかすごい方に、お願いできることになったみたい♡
その方を紹介くださった方と、これまたコラボがあります。
最近豪雨の被害もあり元気が必要な朝倉の、「木々の葉雑器店」さんという陶芸作家さん。
実は私はもうずーっと何年も、時々通っては一つずつ買い集めているファンでして。
過去記事を見てみたら、6年も前から!
2011年に、最初に買ったお皿の写真を載せています。
このお皿はもちろんまだあり、次に行った時にもう一つ、と買い足しています。
で、私が月ちゃんのために個人的にほしい器の形や大きさをお伝えしてフードボウルを作ってもらったのですが...
使いやすいし、いわゆる「インスタ生え」しますw
やっぱり、磁器にはない風合いがあり、縁があるのでそこに個性が出ます。
「いかにも犬用!」というのではない、さりげないクラシックなものを、とこれまた無理なわがままを聞いていただいた甲斐あり。
使いやすさも考えて、洗いやすく、割れにくい、そんな形や深さ、縁の傾斜も一緒に追求していただいたこのボウル。
私と月ちゃんだけではもったいない!
ということで、このたび、パフィーズのロゴやペットの名前を入れたボウルの試作品の出来上がりを見せてもらったのです。
受注会は秋。
またこれも、次回に...
今度の試作品は三ちゃんのも作ってもらったからね♡
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保護犬のステータス [ANIMAL WELFARE]
今、写真を大整理中。
やっぱりカリフォルニア時代の写真は Mike さんとワタシにとって、特別です。
月ちゃんも今よりもうちょっとパピーっぽくて、保護犬ミックスが人気の街、Carmel では、それはそれはVIP扱いをしてもらいましたw ↓
月ちゃんを一目見た、アーティストだという品の良い女性が、「まあ... なんてかわいいの」とわざわざレストランの中にいたパートナーを呼んで出てきたこともありますw
つまりこの街では、ミックスを連れているとかなり高い確率で保護犬であることもあって、それがステータスなのです!
日本もいつか、保護犬のステータスが「かわいそう」から「いいでしょ、保護犬よ!」となればよいな。
と、思います。
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オリジナルココナツオイルもこちらから ↓
やっぱりカリフォルニア時代の写真は Mike さんとワタシにとって、特別です。
月ちゃんも今よりもうちょっとパピーっぽくて、保護犬ミックスが人気の街、Carmel では、それはそれはVIP扱いをしてもらいましたw ↓
月ちゃんを一目見た、アーティストだという品の良い女性が、「まあ... なんてかわいいの」とわざわざレストランの中にいたパートナーを呼んで出てきたこともありますw
つまりこの街では、ミックスを連れているとかなり高い確率で保護犬であることもあって、それがステータスなのです!
日本もいつか、保護犬のステータスが「かわいそう」から「いいでしょ、保護犬よ!」となればよいな。
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商業繁殖・生体販売の意味すること [ANIMAL WELFARE]
はじめに、この記事は、簡単に、短く書いてしまうと誤解が生まれる恐れがあるので、前回にも増して(かな?)長いです(笑)。
なのでおつきあいくださる方には最初にお詫びします。
前回の記事、関心が高いトピックのようで、とてもアクセスが多かったようです。
とても貴重なコメントをたくさんいただいたので、少しここにご紹介したく思います。
コメントくださったみなさま、ありがとうございました!個別にお返事しています(この記事を書く時点までのコメントに対しては)。
♡ まず、犬の周囲ではご自身やお子さんに気を付けるようにしているポイントを書いていただいたコメントがいくつかありました。大声を出さないとか、じっと見ないとか、犬と暮らす者にとっては基本的なことですが、意外と知らない方も多く、こうしてもらえると事故も防げます。
♡ 次に、犬に噛まれたり倒されたりという事故があったというコメント。まずは気を付けないといけないな、と改めて思います。そして、それでも(少し不安になる時もあるけど)犬は好き、というコメントもあります。例えばものすごく向こう側に行って(笑)犬をよけて歩く方の中には、「嫌い」ではなく「怖い」という気持ちでそうする方がいらっしゃること、私達としても忘れがちです。
♡ やっぱり犬や猫など動物と、特に小さな子どもとの関わり方は、考える必要があるということに同感ですというコメントも多いです。子どもさんがいらっしゃる方からのとても貴重なコメントがあり、私としても参考になりました。
♡ 動物は本来その動物である、ということを意識して気を付けているというコメントもいくつもありました。大型犬と小型犬の事故しかり、可能性を常にリスクとして意識してます、ということでした。
♡ 最後に、商業繁殖・生体販売、メディアでの動物の偏ったイメージについても、たくさんコメントいただいてます。猫ブーム、「カップサイズ」や小さな体格の犬の繁殖、ペットショップでの価格が上昇している傾向、TVでの赤ちゃんをあやす犬など特定イメージを強調した映像などについて、コメントいただいてます。
今日の記事はこの最後の点について書きたいと思います。
生体販売・商業繁殖。
まず、私が今日ここに書くことは、「愛玩動物」、いわゆる一般人のペット、についてに限定しています。
要点を先にまとめますと...
① 背景:アニマルウェルフェア(動物福祉=動物の幸せ)の概念は、日本でもここ数年で加速化。
② 倫理的考察1:商業繁殖・生体販売は、「動物全体の幸せ」を考えると、倫理的理由からしない方がよい、すべきことではないと言うことができる。
③ 倫理的考察2:どんなに善意に基づいていたとしても、愛玩動物を繁殖し商業利用することは、「死」という生きものにとっての最大の不利益のリスクをはらんでいるため、人間側の利益がそれを上回らない限り、正当化することができない。そして現状、上回るとは言えない。
④ 倫理的考察3:上記理由の中には、人間側にはより倫理的に望ましい選択肢(保護動物の引き取り)が存在するから、というものがある。「不必要な愛玩動物」がいなくなるまでは、繁殖モラトリアムを行うことが倫理的に正しいと言える。
⑤ 補足:ただし、管理センターへ業者が持ち込みをできなくなった現在、「保護動物」を引き取る善意に、商業繁殖・生体販売をする業者が支えられているという新たな構図も出て来ている。
以下、もう少し説明しつつ書いています。
① アニマルウェルフェア(動物福祉=動物の幸せ)の概念は、日本でもここ数年で加速化
商業繁殖・生体販売についてはずっと書き続けてきたことですが(このブログでのカテゴリーとしては、「every dog has a story...」に多く入ってます) ...
ちょうど来年2018年は、動物愛護管理法というペットを含む動物の取り扱いについて決めた法律の見直しが行われます。
また2020年のオリンピックに向け、生体販売の地域限定禁止や「殺処分ゼロ」を目指す運動もずいぶんと高まりを見せています。
さらにいうなら、ペットとは違いますが畜産動物のウェルフェア認証も、2016年夏からスタートしています(こちら)。
私がアニマルウェルフェアについてリサーチを始めた20年前から比べると、ここ5年で日本のAWは加速化しています。
法律の改正などの働きかけも経験がありますが、社会的に、そろそろ本気でこのトピックを抜本的に見直す素地は出来てきている、と私は感じます。
② 商業繁殖・生体販売は、「動物全体の幸せ」を考えると、様々な倫理的理由からしない方がよい、すべきことではないと言える
これは、いわゆる「功利主義」と言われる考え方を基礎にした、ピーター・シンガーの理論が基本ですが、とてもシンプルでありながら打破するのは難しい理論です。
(使役動物でなく)愛玩動物に限って言うならば、あえて思い切った表現をすると人間の「(癒しを含めた)娯楽」のため → 人間の「娯楽」という「利益」と彼らが商業繁殖や生体販売で受ける「不利益」を比較する → 動物の「不利益」が大きすぎる
この「不利益」は、死産、ショップに行く前に病気で死んでしまう個体、売れなかった個体、疾患などを理由に売れない個体が処分され死ぬことなどを指します。
③ どんなに善意に基づいていたとしても、愛玩動物を繁殖し商業利用することは、「死」という生きものにとっての最大の不利益のリスクをはらんでいるため、人間側の利益がそれを上回らない限り、正当化することができない。そして現状、上回るとは言えない。
つまり、人間の娯楽のためにあえて死ぬ個体が出るリスクがあることが分っている「繁殖」をすることは、倫理的に見ると正しいことではない、ということです。
それがどんなにその動物が好きで、自分の繁殖する個々の動物の幸せ(ウェルフェア)にコミットしていても、良心的に大切に繁殖をしていても、そしてどんなにその動物たちから幸せを感じる買い手がいるとしても、です。
動物倫理学的には、生きものにとって「生きて幸せを感じる」ことが利益であり、「死ぬ」ことは一番の不利益である、と考えられるからです。
さらに、繁殖する、そしてあえて繁殖された個体をペットショップやブリーダーから選ぶ理由の多くが、前回の記事で書いた「機能」と「見かけ」のため、あるいは「たまたま」であることも、その理由です。
そして驚くほど多くの場合、「見かけ」重視の購買・繁殖がなされています(大きさ、色、耳やシッポの形など)。
ちなみに大型店舗が中心となってきた生体販売では、個体価格が2倍になっているとの報告もあります。
そのために動物が払う犠牲の中に、その特徴を出すために類似の遺伝子を持つ個体をかけあわせることで生じる遺伝的疾患があることは、前回も書いた通りです。
股関節形成不全、視力喪失、アレルギー、臓器疾患、など、例を挙げるときりがありません。
猫でも、マンチカンは足が短くて(うちの三ちゃんもちょっと短足ですが( ´艸`))「かわいい」のが特徴ですが、その短い脚のために関節が動かなくなったり。
だから、動物を繁殖するということは、「死んでしまう個体」や「遺伝的疾患が出る」リスクを伴う行為であり、それだけの不利益を動物に負わせる正当な理由を人間が持っているとは、一般の私たちが一緒に暮らす相手としての「愛玩」動物の場合に限って議論すると、考えられないからです。
そして、そうした個体に愛情を持っていた人間の方も、悲しい思いをしなくてはなりません。
これは、すでにペットショップやブリーダーさんから動物を買って現在大切なパートナーとして暮らしている方々や、そのパートナーである動物たちを批判したり偏見を持つこととは違います。
現に私自身も、先代犬のパフィーはブリーダーさんから(両親が)買いました。
その頃はこういう考えに触れておらず、ただただかわいい仔犬を見に行き欲しくなった、というお気楽な選択でした。
ですから、同じように今のパートナーと出逢った人の気持ちもよくわかります。
もちろん、今はここに書いてるような考えを知ってしまったため、個人的に検討はしてほしかったな、という気持ちはなくはないです(笑)。でも、私は今は純粋に、幸せにしているペアを見ると、出処はどうあれ純粋に、愛を見つけられてよかったね、という風に思います。
それに、ある調査によると(週刊東洋経済、2016年9月10日号, p. 86)、ペットショップから動物を買った人のうち1/3強以上の人が、次はショップ以外から、と答えたそうです。
④ 上記理由の中には、より倫理的に望ましい選択肢(保護動物の引き取り)が存在するから、というものがある。
今、「不要」とされる犬猫がいる以上、まずは余剰の個体を生み出すよりすでに存在する個体を引き取る、というのはどう考えても一番効率のいい考え方です。
下は、環境省の発表したH27年度犬猫の引き取り数(ただし下に書くようにここに出てこない個体数は、把握しきれていないため、実際の「不要」犬猫は、もっともっと数が多いです)。
「不要」犬猫がゼロになった時初めて、また繁殖、ということを考えればよい、というのが、一番理にかなっています。
年齢とか大きさとか細かいことはいったん置いておくならば、これは誰も否定しないことだろうと思います。
実際は完全に繁殖をゼロにするのではなく限られた一部の繁殖を認めることになるでしょうが(犬種存続や使役犬の存続を求める声があります)、まずは、私のようなごくごく一般大衆のための「商業繁殖」のモラトリアムはあってもよいのではないかと思います。
ただ、政府が突然、そうしたモラトリアムを設けるとは思いませんし、欧米型と異なる日本の「個人の自由」を尊重する法体系上も、産業界からの反発もあり、ほぼ不可能でしょう。
これはあくまで、「消費者」である私たちが、「何を選ぶか」ということです。
需要が激減すれば、今ペットを繁殖・販売しているビジネスは、他のビジネスモデルに移行できるよう、動いていくはずだからです。
消費者である私たち一般人が、意識して選択を重ね、声をあげていくしかないのです。
ただ、ここにまた複雑な構図が存在しています。
⑤ 「保護動物」を引き取る善意に、商業繁殖・生体販売をする業者が支えられている構図も出て来ている
例えば、犬猫の「引き取り屋」という商売が存在しています。
ペットショップやブリーダーからの「不要」犬・猫を持ち込めるところです。一頭あたり数万円の謝礼であるとされているそうです(週刊東洋経済、2016年9月10日号、p. 78)。
また、ブリーダー崩壊(多数の個体を抱えきれなくなる状態)などから出る個体を保護→譲渡する、「シェルター」を持っているペット業界協会があるそうです(同上、p. 81)。
さらにそのシェルターに、ペットショップからはペットフードの寄付があるとも書かれています。
「殺処分数が減った」という「事実」も、実は裏側に、以前であれば動物管理センターに持ち込まれていた動物が、いったん別の場所(上記や保護団体など)を通して引き取られていく、という新たな構図を内包しています。
もちろん、犬や猫を直接保護したり管理センターから引き出しをしているボランティアさんの貢献とセットです。
そして、ボランティアさんはいつもキャパオーバーです。
本当は、殺処分自体が減っても、犬猫のサプライチェーンが変わっただけで、死んでいる個体や「不要」個体については同じ、あるいはペットの増加に伴い増えていると考えることもできます。
本来は責任を取るべき業界の「不要」や「売れ残り」の犬猫が、長いサプライチェーンを通して様々な人の善意により「ロンダリング」されるという、皮肉な構図があります。
だから、まずは大元を絶たないとこの問題は解決しないのです。
今の「猫ブーム」「ネコノミクス」が心配なのは、これまでは猫は引き取ったり拾ったりが中心であったのが、ペットショップで大々的に猫を売り出すようになってきたことがあります。
そして、これまでより繁殖される個体が多くなったことです。
「すべての動物(every dog & cat)」の「利益」を考えよう、というのがパフィーズの Every dog project です(名前は cat も入れないといけないので改訂考案中!)。
そして、これがパフィーズでは当初から、生体販売をしているお店には商品を置いていただかないようにしている理由です。
今商品を置かれているところはみなさん、最初から生体販売はされていないですし、契約の際はこの方針にサインをしていただいています。
ビジネスとしてなかなか大きくなりきれないのかもしれません。
でも、Mikeさんも同じですが、犬猫の幸せレベルを引き上げるために始めたビジネスで、彼らの幸せを損なうようなことには加担できません。
わかるけど... の「けど」に続くことを考えてみると、自分がどう生きて行きたいか、というクエスチョンにも繋がるトピックであるんだなあとも思います。
私自身のことで言えば、確かに月ちゃんは、愛らしく愛されて生まれてきた幸せパピーちゃんとは違い、予測不可能なこと、面倒な性質、そんな面も持ち合わせていて、いい意味でも私を驚かせっぱなしでした。
でも、そんな月ちゃんだからこそ教えてくれたことがいっぱいあり、私と月ちゃんの絆は深まっていったし私は成長できました。
これが、Giving is receiving ということなのだなあと思います。
三ちゃんの場合は、フレンドリーすぎて「もうけもの!」の一言につきます(笑)。これも、Giving is receiving。
でも、長くなったので、いったんここで終わりにしますね。
またまた長文におつきあいいただいた方、ありがとうございました。
そして、とうとうメディアでの動物の扱いについて書くつもりが、行きつきませんでした!
が、最後、月ちゃんのきれいな瞳で終了です。
こちらは月ちゃん・三ちゃん・私の日常 ↓
なのでおつきあいくださる方には最初にお詫びします。
前回の記事、関心が高いトピックのようで、とてもアクセスが多かったようです。
とても貴重なコメントをたくさんいただいたので、少しここにご紹介したく思います。
コメントくださったみなさま、ありがとうございました!個別にお返事しています(この記事を書く時点までのコメントに対しては)。
♡ まず、犬の周囲ではご自身やお子さんに気を付けるようにしているポイントを書いていただいたコメントがいくつかありました。大声を出さないとか、じっと見ないとか、犬と暮らす者にとっては基本的なことですが、意外と知らない方も多く、こうしてもらえると事故も防げます。
♡ 次に、犬に噛まれたり倒されたりという事故があったというコメント。まずは気を付けないといけないな、と改めて思います。そして、それでも(少し不安になる時もあるけど)犬は好き、というコメントもあります。例えばものすごく向こう側に行って(笑)犬をよけて歩く方の中には、「嫌い」ではなく「怖い」という気持ちでそうする方がいらっしゃること、私達としても忘れがちです。
♡ やっぱり犬や猫など動物と、特に小さな子どもとの関わり方は、考える必要があるということに同感ですというコメントも多いです。子どもさんがいらっしゃる方からのとても貴重なコメントがあり、私としても参考になりました。
♡ 動物は本来その動物である、ということを意識して気を付けているというコメントもいくつもありました。大型犬と小型犬の事故しかり、可能性を常にリスクとして意識してます、ということでした。
♡ 最後に、商業繁殖・生体販売、メディアでの動物の偏ったイメージについても、たくさんコメントいただいてます。猫ブーム、「カップサイズ」や小さな体格の犬の繁殖、ペットショップでの価格が上昇している傾向、TVでの赤ちゃんをあやす犬など特定イメージを強調した映像などについて、コメントいただいてます。
今日の記事はこの最後の点について書きたいと思います。
生体販売・商業繁殖。
まず、私が今日ここに書くことは、「愛玩動物」、いわゆる一般人のペット、についてに限定しています。
要点を先にまとめますと...
① 背景:アニマルウェルフェア(動物福祉=動物の幸せ)の概念は、日本でもここ数年で加速化。
② 倫理的考察1:商業繁殖・生体販売は、「動物全体の幸せ」を考えると、倫理的理由からしない方がよい、すべきことではないと言うことができる。
③ 倫理的考察2:どんなに善意に基づいていたとしても、愛玩動物を繁殖し商業利用することは、「死」という生きものにとっての最大の不利益のリスクをはらんでいるため、人間側の利益がそれを上回らない限り、正当化することができない。そして現状、上回るとは言えない。
④ 倫理的考察3:上記理由の中には、人間側にはより倫理的に望ましい選択肢(保護動物の引き取り)が存在するから、というものがある。「不必要な愛玩動物」がいなくなるまでは、繁殖モラトリアムを行うことが倫理的に正しいと言える。
⑤ 補足:ただし、管理センターへ業者が持ち込みをできなくなった現在、「保護動物」を引き取る善意に、商業繁殖・生体販売をする業者が支えられているという新たな構図も出て来ている。
以下、もう少し説明しつつ書いています。
① アニマルウェルフェア(動物福祉=動物の幸せ)の概念は、日本でもここ数年で加速化
商業繁殖・生体販売についてはずっと書き続けてきたことですが(このブログでのカテゴリーとしては、「every dog has a story...」に多く入ってます) ...
ちょうど来年2018年は、動物愛護管理法というペットを含む動物の取り扱いについて決めた法律の見直しが行われます。
また2020年のオリンピックに向け、生体販売の地域限定禁止や「殺処分ゼロ」を目指す運動もずいぶんと高まりを見せています。
さらにいうなら、ペットとは違いますが畜産動物のウェルフェア認証も、2016年夏からスタートしています(こちら)。
私がアニマルウェルフェアについてリサーチを始めた20年前から比べると、ここ5年で日本のAWは加速化しています。
法律の改正などの働きかけも経験がありますが、社会的に、そろそろ本気でこのトピックを抜本的に見直す素地は出来てきている、と私は感じます。
② 商業繁殖・生体販売は、「動物全体の幸せ」を考えると、様々な倫理的理由からしない方がよい、すべきことではないと言える
これは、いわゆる「功利主義」と言われる考え方を基礎にした、ピーター・シンガーの理論が基本ですが、とてもシンプルでありながら打破するのは難しい理論です。
(使役動物でなく)愛玩動物に限って言うならば、あえて思い切った表現をすると人間の「(癒しを含めた)娯楽」のため → 人間の「娯楽」という「利益」と彼らが商業繁殖や生体販売で受ける「不利益」を比較する → 動物の「不利益」が大きすぎる
この「不利益」は、死産、ショップに行く前に病気で死んでしまう個体、売れなかった個体、疾患などを理由に売れない個体が処分され死ぬことなどを指します。
③ どんなに善意に基づいていたとしても、愛玩動物を繁殖し商業利用することは、「死」という生きものにとっての最大の不利益のリスクをはらんでいるため、人間側の利益がそれを上回らない限り、正当化することができない。そして現状、上回るとは言えない。
つまり、人間の娯楽のためにあえて死ぬ個体が出るリスクがあることが分っている「繁殖」をすることは、倫理的に見ると正しいことではない、ということです。
それがどんなにその動物が好きで、自分の繁殖する個々の動物の幸せ(ウェルフェア)にコミットしていても、良心的に大切に繁殖をしていても、そしてどんなにその動物たちから幸せを感じる買い手がいるとしても、です。
動物倫理学的には、生きものにとって「生きて幸せを感じる」ことが利益であり、「死ぬ」ことは一番の不利益である、と考えられるからです。
さらに、繁殖する、そしてあえて繁殖された個体をペットショップやブリーダーから選ぶ理由の多くが、前回の記事で書いた「機能」と「見かけ」のため、あるいは「たまたま」であることも、その理由です。
そして驚くほど多くの場合、「見かけ」重視の購買・繁殖がなされています(大きさ、色、耳やシッポの形など)。
ちなみに大型店舗が中心となってきた生体販売では、個体価格が2倍になっているとの報告もあります。
そのために動物が払う犠牲の中に、その特徴を出すために類似の遺伝子を持つ個体をかけあわせることで生じる遺伝的疾患があることは、前回も書いた通りです。
股関節形成不全、視力喪失、アレルギー、臓器疾患、など、例を挙げるときりがありません。
猫でも、マンチカンは足が短くて(うちの三ちゃんもちょっと短足ですが( ´艸`))「かわいい」のが特徴ですが、その短い脚のために関節が動かなくなったり。
だから、動物を繁殖するということは、「死んでしまう個体」や「遺伝的疾患が出る」リスクを伴う行為であり、それだけの不利益を動物に負わせる正当な理由を人間が持っているとは、一般の私たちが一緒に暮らす相手としての「愛玩」動物の場合に限って議論すると、考えられないからです。
そして、そうした個体に愛情を持っていた人間の方も、悲しい思いをしなくてはなりません。
これは、すでにペットショップやブリーダーさんから動物を買って現在大切なパートナーとして暮らしている方々や、そのパートナーである動物たちを批判したり偏見を持つこととは違います。
現に私自身も、先代犬のパフィーはブリーダーさんから(両親が)買いました。
その頃はこういう考えに触れておらず、ただただかわいい仔犬を見に行き欲しくなった、というお気楽な選択でした。
ですから、同じように今のパートナーと出逢った人の気持ちもよくわかります。
もちろん、今はここに書いてるような考えを知ってしまったため、個人的に検討はしてほしかったな、という気持ちはなくはないです(笑)。でも、私は今は純粋に、幸せにしているペアを見ると、出処はどうあれ純粋に、愛を見つけられてよかったね、という風に思います。
それに、ある調査によると(週刊東洋経済、2016年9月10日号, p. 86)、ペットショップから動物を買った人のうち1/3強以上の人が、次はショップ以外から、と答えたそうです。
④ 上記理由の中には、より倫理的に望ましい選択肢(保護動物の引き取り)が存在するから、というものがある。
今、「不要」とされる犬猫がいる以上、まずは余剰の個体を生み出すよりすでに存在する個体を引き取る、というのはどう考えても一番効率のいい考え方です。
下は、環境省の発表したH27年度犬猫の引き取り数(ただし下に書くようにここに出てこない個体数は、把握しきれていないため、実際の「不要」犬猫は、もっともっと数が多いです)。
「不要」犬猫がゼロになった時初めて、また繁殖、ということを考えればよい、というのが、一番理にかなっています。
年齢とか大きさとか細かいことはいったん置いておくならば、これは誰も否定しないことだろうと思います。
実際は完全に繁殖をゼロにするのではなく限られた一部の繁殖を認めることになるでしょうが(犬種存続や使役犬の存続を求める声があります)、まずは、私のようなごくごく一般大衆のための「商業繁殖」のモラトリアムはあってもよいのではないかと思います。
ただ、政府が突然、そうしたモラトリアムを設けるとは思いませんし、欧米型と異なる日本の「個人の自由」を尊重する法体系上も、産業界からの反発もあり、ほぼ不可能でしょう。
これはあくまで、「消費者」である私たちが、「何を選ぶか」ということです。
需要が激減すれば、今ペットを繁殖・販売しているビジネスは、他のビジネスモデルに移行できるよう、動いていくはずだからです。
消費者である私たち一般人が、意識して選択を重ね、声をあげていくしかないのです。
ただ、ここにまた複雑な構図が存在しています。
⑤ 「保護動物」を引き取る善意に、商業繁殖・生体販売をする業者が支えられている構図も出て来ている
例えば、犬猫の「引き取り屋」という商売が存在しています。
ペットショップやブリーダーからの「不要」犬・猫を持ち込めるところです。一頭あたり数万円の謝礼であるとされているそうです(週刊東洋経済、2016年9月10日号、p. 78)。
また、ブリーダー崩壊(多数の個体を抱えきれなくなる状態)などから出る個体を保護→譲渡する、「シェルター」を持っているペット業界協会があるそうです(同上、p. 81)。
さらにそのシェルターに、ペットショップからはペットフードの寄付があるとも書かれています。
「殺処分数が減った」という「事実」も、実は裏側に、以前であれば動物管理センターに持ち込まれていた動物が、いったん別の場所(上記や保護団体など)を通して引き取られていく、という新たな構図を内包しています。
もちろん、犬や猫を直接保護したり管理センターから引き出しをしているボランティアさんの貢献とセットです。
そして、ボランティアさんはいつもキャパオーバーです。
本当は、殺処分自体が減っても、犬猫のサプライチェーンが変わっただけで、死んでいる個体や「不要」個体については同じ、あるいはペットの増加に伴い増えていると考えることもできます。
本来は責任を取るべき業界の「不要」や「売れ残り」の犬猫が、長いサプライチェーンを通して様々な人の善意により「ロンダリング」されるという、皮肉な構図があります。
だから、まずは大元を絶たないとこの問題は解決しないのです。
今の「猫ブーム」「ネコノミクス」が心配なのは、これまでは猫は引き取ったり拾ったりが中心であったのが、ペットショップで大々的に猫を売り出すようになってきたことがあります。
そして、これまでより繁殖される個体が多くなったことです。
「すべての動物(every dog & cat)」の「利益」を考えよう、というのがパフィーズの Every dog project です(名前は cat も入れないといけないので改訂考案中!)。
そして、これがパフィーズでは当初から、生体販売をしているお店には商品を置いていただかないようにしている理由です。
今商品を置かれているところはみなさん、最初から生体販売はされていないですし、契約の際はこの方針にサインをしていただいています。
ビジネスとしてなかなか大きくなりきれないのかもしれません。
でも、Mikeさんも同じですが、犬猫の幸せレベルを引き上げるために始めたビジネスで、彼らの幸せを損なうようなことには加担できません。
わかるけど... の「けど」に続くことを考えてみると、自分がどう生きて行きたいか、というクエスチョンにも繋がるトピックであるんだなあとも思います。
私自身のことで言えば、確かに月ちゃんは、愛らしく愛されて生まれてきた幸せパピーちゃんとは違い、予測不可能なこと、面倒な性質、そんな面も持ち合わせていて、いい意味でも私を驚かせっぱなしでした。
でも、そんな月ちゃんだからこそ教えてくれたことがいっぱいあり、私と月ちゃんの絆は深まっていったし私は成長できました。
これが、Giving is receiving ということなのだなあと思います。
三ちゃんの場合は、フレンドリーすぎて「もうけもの!」の一言につきます(笑)。これも、Giving is receiving。
でも、長くなったので、いったんここで終わりにしますね。
またまた長文におつきあいいただいた方、ありがとうございました。
そして、とうとうメディアでの動物の扱いについて書くつもりが、行きつきませんでした!
が、最後、月ちゃんのきれいな瞳で終了です。
こちらは月ちゃん・三ちゃん・私の日常 ↓