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お盆やすみに考えること [SDGs・サステナビリティ]

すっかり8月も半分過ぎ、毎日暑いとそればかりですね。


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でも我が家のガールズは二頭ともすこぶる元気。

日頃の健康管理のたまものでしょうw

暑くて外にいる時間がいつもより少ないためか、よくこうして遊んでいるのを見られるのはうれしいです♡


お盆は通常通り仕事をしている月ちゃん家、とはいえ、どこも混雑しているため出張はなし、外出も極力控えめにし、普段は片付けられない仕事をもくもくとしています。

海外も特にヨーロッパは8月バカンスの季節なので、メールの返信もしなくて大丈夫(ほんとかな?(笑))とばかり、現在ヨーロッパとの契約がある私もそちらのメールなどはチェックすらせず、今週は「考える」のが必要な仕事をやっています。

ヨーロッパと言えば、先月は出張に行っていました ↓



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プラハの写真ですが、どこもかしこも石畳のオールドタウン。

非常に足が疲れるのですが、比較的かちっとした格好が求められた今回。スニーカーを持っていくかどうか迷ったあげく、今回はロンドンープラハの移動も入っていたため、荷物を少なくするために断念。

観光で行かれる方はぜひ、底が厚くて歩きやすい靴もどうぞ。


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こちらは仕事前に朝の散歩をした時の写真 ↑

ほぼ20年ぶりのプラハでした(なので前回のことはほとんど何も覚えていませんでしたw)。

美しいことこのうえなし!

ただし、観光客はものっすごく多いです。

私はやっぱり、ヨーロッパは秋から冬が好きかも。しっとりとした落ち着きが味わえます。

さて、以下はまたつぶやきですので、さわやかに退出されたい方はどうぞここで~。


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私のブログをずっと読んでくださっている方は、内容・文章ともに、変わってきたことは感じられるかもしれません。

何年か前までは、この場では、「自然を大切にしましょう」「動物のしあわせを考えましょう」というメッセージを多く発信してきました。

そのおかげでたくさんの方から(その頃はかなり頻繁に更新もしてましたので)共感いただき、ご縁がつながったりといいこともいっぱいありました。

その、「〇〇しましょう」の気持ちにまったく変わりはないのですが、今や自然保護も、そしてアニマルウェルフェアでさえ、そういう素地のある人はいくらでも情報を入手できるようになりました。

そして、「少し知識を得れば変わる人」ではなく、「全くそう思っていない人」にどうアピールするのか、が今の私には非常に興味深くなりました。

「〇〇はいけません」「△△しましょう」よりも、もしかしたら、もっともっと根本的なところでの呼びかけ(働きかけ)が必要なのではないかと思うようになり、今ずっと、生物学、自然生態学、哲学、倫理学、そして一番大切な心理学、の分野で自然と人間との関係について記述のあるいろんな本を読んでいます。

読んでいるうちに気が付いたことは、すべての分野において、当たり前のことですが自然というのは基盤をなしていて、学問はほぼすべて(一部の完全にメタフィジカルな論理を展開するものを除いては)人間と自然の関係や、自然界のルールを解明する、という目的に基づいているのだろうということ。

*追記:ちょうど『スモールイズビューティフル』を書いた E.F.シューマッハーが、すべての学問分野はメタフィジックス(形而上学)と倫理で形づくられる「中心」と結びついている、と書いている文章を再発見。となると、やっぱり究極はメタフィジカルなものになるということか...。奥が深くまだ思考が整理しきれません。*

心理学も、人間の心の働きを解明するものではありますが、実は脳神経学など科学の分野に最近は特にまたがっていて、それを読んでいくと自然界のことなのか、人間のことなのか、完全にきれいな境目はなくなっていくことに気がつきました。


話が変わるようですが、最近、とある問題について相談を受けていまして。

まだ私も事情がしっかり理解できないので詳しくは書けないのですが、要は動物の幸せをもっと考えてほしいという願いを持つ側があり、一方で動物の幸せというものの優先順位は自らの仕事をスムーズに運ぶうえでそれほど重要でない側がある(=自分の仕事やポジションに被害が及ばない範囲でのみ考慮する)、というシチュエーションです。

これは私もずっと自然保護や動物保護の仕事をしてきて何度もぶつかっている壁で、そして何度も燃料切れになる原因としては最大のものです。

自然保護や動物保護というのは、自分の努力がどの程度貢献したかの結果が見えづらいだけでなく、どちらかと言えば「後退している」分野でもあり、しかも多くの人は特に動物保護については「動物より人間が先」という向きが強く、一番「幸せを感じづらいプロジェクト」に入るようです。

もっと若いときには、「みんななぜこう思わないんだろう、いろんなことを知ればきっと変わるはず!」と思い込んでおり(笑)、本当に理解できなかったころもあります。

今は、立場上の理由、人生においてどんな地点にいるかの違い(年齢もそうだし遍歴の違いとか)、環境の違い、性格の違いと、いろんな要素があってそれぞれ違うポジションを取ることが(やっと!)本当の意味でわかりかけてきたかもしれません。

そう思うと、お互いのリクエストや希望を出し合っても、ボタンは掛け違ったまま進んでいくかもしれない、そしてそのことで動物のためにがんばっている若い人たちがエネルギー切れをしてしまうかもしれない、と思うと、なかなか確固たるアドバイスもしづらいところはあります。

これはいろんなことに当てはまり、例えば私がいつも書いている「犬種へのこだわりは犬を幸せにはしない」というポイントも同じです。

傍から見ると整合性の取れない選択をするように見える(つまりこの場合なら犬種に特定の遺伝的疾患があることを知っていつつもやはり犬種にこだわってしまう)、それが人間の持ついい意味でも悪い意味でもの曖昧さと生きていける特性なのでしょう。

それが、人工知能は人間にとっては代われないと私は個人的に思う理由です。

人間や生き物というのは、機会のように理路整然としておらず、同時に、かなりの矛盾や曖昧さを内包して綿々と続いてきた、サバイバルな存在なのです。

ただ、それをどれくらい理性で軌道修正し、カタイ言葉ですが「倫理的な」選択をするよう自分を持って行くことができるのか。

本来それが、カントの時代から言われる、人間が動物とは違う点、「人間が一番優れている」と人間が思っているベースとなる特徴なのですが。

ただ、倫理に基づく理路整然としたリクエストは、準備ができていない人に押し付けると、かえって逆効果な場合が多いのは、日本がいつまでも捕鯨や象牙消費を辞めないことでもわかります。

文化も、生物進化と同じで環境に合わせて発展してきたもの。ずっと停止したままではありません。

まあ、文化というのは言い訳の一つであって、おそらく利権とか、経済とか、単なる「プライド」の面はかなりあるのだろうと思います。

これからも何らかの「イシュー」を気に掛ける私たちは、まったく違う優先順位の中で生きる人たちに真っ向から関わっていくのか、同時自問自答しながらのろのろと進むしかないのでしょうね。

でも、そういう「イシュー」を持てる人間は、ある意味幸せでもあると、私はいつも思っています。

生きる意味とか、生きた証とか、そういうことに疑問を感じたことがあまりないのはそのおかげでしょう。

そう思うとやっぱり、「動物よりまず人間」という人が圧倒的に多いなか、動物サイドに立ち何ができるのかを、もっと突き詰めていかないといけないな、とも思っています。

まとまらないままですが、いったんここで終わりますね。


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More Than Us 自分たち以上を考える [SDGs・サステナビリティ]

西日本を中心とした豪雨でまたとても大きな被害が出てしまいました。

本当はブログを書いているのもはばかられるのですが、亡くなられた方々に深くお悔やみ申し上げるとともに、一刻も早いみなさんの救助をお祈りします。

避難されている方々は、この暑い中どうしていらっしゃるだろうと思い、日常生活を普通に続けることが心苦しい限りです。

本当に微力ながら、募金クリックを設置しました。パフィーズでおつきあいのある小売店さんが中心となっている岡山県での活動を支援させていただきます(http://www.japan.puffysnaturallife.com/)。



そんな中、やはり「助け合い」精神も生きていることにほっとしたりもします。

そしてその枠を動物に広げている人から、サポートの依頼がきました。

「ネコは迷惑」系の流れをなんとか変えたいと、ずっと地道に活動されている So-net マリエさんです。

一度は長野へおじゃましてボランティア講演をさせていただいたこともあり、またパフィーズのサプリを譲渡会で販売して活動費にあてていただいている、よい関係を続けさせていただいているマリエさん。

急きょ、More Than Us (ボランティア活動グループ)としてメッセージを作成しました。

(以下に紹介していなのでます)



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カレンダーにも使わせていただいた、井上さんがボランティアで描いてくださった月ちゃん・三ちゃんがモデルのイラスト。More Than Us の資料にも使わせていただくことを快く許していただきました。

これとは別に、それなりの面積がある庭のある場所に住んでいると、つくづく思うことがあります。

それは、私たちの「常識」的なものがいかに地球環境にダメージを与えるか、ということです。

これはおそらく、今回の豪雨において治山工事をやたらとしていた場所で土砂災害が多かったことや、抗生物質の効かない菌の台頭や、アレルギーの蔓延などにも関係する「態度」ではないかと最近つくづく考えています。

例えば、蜘蛛の巣というのは実は虫をキャッチしてくれる大切な役割を果たしているわけですが、ガーデニング用品なる棚へいくと、蜘蛛や蟻(同じく「益虫」)の殺虫剤が並んでいたり。

トカゲやヤモリも、ムカデなど人間にとってうれしくない虫を食べてくれる生きものたちですが、意味もなく嫌われていることも。

私たちは、月ちゃん・三ちゃんが庭に出て自由に動いていいように、いわゆる「観賞用」の植物はミニマムにしています。

その代わり雑草をうまくコントロールして、好きな雑草でグランドカバーをしようという試みです。

セイタカアワダチソウなど背の高くなるものは見つけたら抜く、こまめに(気分転換には最適です)雑草を短く切っておく、そして好きな雑草があればそれがはびこるよう、周りの雑草を抜いてあげる、というやり方です。

今のところはまだ、手に負えなくはなっていません。

さて、どうなるか。

でも、丸々と太ったトカゲたちや、ひっそりを巣を張っている蜘蛛を見ると実にいろんな種類がいて、それぞれに好む場所が違うようです。

そして、彼らが庭仕事をしてくれると思った最大の例が、「カイガラムシ」のついてしまった観葉植物を庭に出しておいたら、すっかりきれいになっていたこと。

テントウムシの幼虫はちょっと見かけが気持ち悪いので誤解され排除される恐れがありますが、本で見ていたのでそのままにしておいたのですが、どうも、彼らが食べてくれたようです。

今のところは「害虫」系を見ていないので、さてそれが発生した時どうするか。ドキドキです。

これは、「表面の土を全部新しく”きれいな”土に入れ替える」というガーデン業者さんによくある意見に対する、私たちの挑戦でもあります。

地球って、そんなものではない。そう思った私たちはかなり何度も頑固にそれを拒否したわけですw

この話は、長くなるのでまた次回以降に。

------------- More Than Us の活動趣旨の紹介です ↓
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More Than Us とは…
地球上の人や生き物を大切にする社会の構築に貢献する普及啓発活動を行う小さなボランティアの集まりです。

活動の趣旨  国連持続可能開発目標(SDGs)は、2015年に合意された、人類共通の目標です。飢餓の撲滅・人権尊重・自然環境の回復など17の目標と169のターゲットからなるSDGsは、日本でも自治体や企業を始めすでに取組が進んでいます。特に、私達が身近などうぶつ達とどう向き合うかは、この精神の身近な例と言えます。「犬や猫(あるいは虫や「害獣」)は迷惑です」、と排除し切り捨てや隔離を推進するのではなく、この地球をどう他の生き物とシェアするかを考えなくては、地球に未来はもうありません。そして排除や切り捨てではない共存の姿勢が社会的弱者を尊重する動きとつながるように。More Than Usでは具体的にエシカル消費やアニマルウェルフェア(動物福祉)について理解を広げていくために、専門知識を活かした活動をしていきます。

代表メッセージ
今は、様々な環境や社会の問題に同じ方針で向き合うことが求められる時代です。食べるもの、着るもの、住むところ、私たちは生活のすべてを地球と他の人や生き物に依存しています。地球は人間だけのものではない、先進国の豊かな生活を途上国が支えるものでもない。SDGsが掲げる「誰も置き去りにしない社会」とは、動物を含めた弱者の搾取や排除ではなく、地球の人や生き物と、ともに生きる社会です。



今回は割愛となった(笑)月ちゃん・三ちゃんの日常 ↓


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プレミアムバージョン、Spring-Summer ブレンドです。猫ちゃんのサプリも新発売 ↓

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保護犬「月ちゃん」と、保護猫「三ちゃん」の、ナチュラルライフのブログです。

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