SSブログ

犬と暮らすこと [ANIMAL WELFARE]

ゴールデンウィークもとうとう終わってしまいましたね。

とはいえ、月ちゃん家は前半はずっと仕事(なので私はちょっとはみだしGWになります)後半天気が良くなってからも、リチャージの日々と決め、ひたすら家にいました(笑)。

GWの少し前が、私たちが日本へ来た記念日でしたので、ちょっと振り返って写真を眺めたり。


懐かしの、ベイエリアの家の窓からの風景。


035 (Copy).JPG


各所に小さなプールがあったという、今考えたらとっても贅沢な部屋でした。

Mike さんが月ちゃんと私のために探してくれたところ。

裏庭(というには贅沢な広さ)でターキーを追いかけたり、コヨーテに遭遇したり(!)、たくさんの楽しい思い出があります。


059 (Copy).JPG


このころは私も出張以外の時はスケジュールがゆっくりだったから、月ちゃんのおやつまでつくったりしていたのを、写真を見て思い出しました!


085 (Copy).JPG


ふーんわり、幸せな時間。

そういう暮らしをしようと思って広いキッチンと庭のある場所へ引っ越したというのに、忙しい日々を過ごしているのはなぜなのだろう、と反省。

そして引っ越しの朝。

一番最後の荷物は...


036 (Copy).JPG


月ちゃんのベッド(笑)。

荷物を借りてきたトラックに詰め(少なかった)、「さ、月ちゃんは?」と家に入ってこれを見た時、笑ってしまうと同時に、家とのお別れが切なくなりました。



こうして写真を見ると、月ちゃんは本当にずーっと変わらないでいてくれるなあと思います。

この様々なヘンな癖(ベッドが好き、掘るのが好き、寝坊が好き、などなどなど)も、引き取ったころ(5か月くらいかと思われます)と全く変わらない。

犬や猫の、そういう「変わらない」本質的なもの、そして自然にふるまっているところに、人間はほっとし、それを求めるという面があるのだろうな、と思います。


で、荷物の一部を Mike さんの友人へ預け(倉庫に預かってくれています)いざ、サンフランシスコ空港へ。


038 (Copy).JPG


これからどんなことになるのか... って思っているのかな?

でも月ちゃんは一度、日本―サンフランシスコのフライトを経験し、一度もキャンキャン言うこともなく、ケロリとやりおおせていました。

とは言え、やっぱり心配ではありました。


でも、この堂々とした歩き!


048 (Copy).JPG


飛行機に乗る犬なら歩いてもよいので(この辺、海外はおおらかです)、さっそうと空港を歩く月ちゃんは注目の的でした。

でも月ちゃんを載せるのはやっぱり丁寧な日本の航空会社にしました。


055 (Copy).JPG


「ファーストクラス」。

だったらよかったね(笑)。

実際には月ちゃんは、自分のクレートに入り、貨物と同じところにいなくてはいけません。

1か月くらい前からそのトレーニングもやってるし、私は一度フライトを一緒にやったので、「月ちゃんはだいじょうぶ」というのはありましたが。

Mike さんは初めてだったため、かなり神経衰弱に(笑)。

ぎりぎりまで外で一緒にいて、「月ちゃん、ハウス」というと、ちゃーんとすぐに入ってくれた月ちゃん。


165 (Copy).JPG


なんといい子(涙)。

「また、あれだな」とわかっているような、そんな気がしました。

それで、「月ちゃん、日本で会おうね。お昼寝しててね」と声をかけ、もう一頭いっしょのフライトであったラブちゃんのクレートの横でおとなしく待機してました。

姿も見えなくても、このラブちゃんもいてくれたことに、私たちはとても感謝。


もちろんこうして今一緒にいるので、月ちゃんは何事もなく無事に到着。

ケージを開けても、そそうの後もなく、出てきたらとても喜んで再会してくれましたが、ケロッとしてました。

そういうところ、この子はとても強いなーと、ずっと思っています。

その強さに助けられて、今日まで来たかも。

月ちゃんにはいつも、感謝の気持ちでいっぱいです。



そして... 前回同様ですが、ここから小難しくなるため(笑)、楽しく終わりたい方はどうぞご退出ください。

犬猫たちが私たちの人生にもたらしてくれる素晴らしい「贈り物」に、私たちはちゃんと報いているか?

多くのケースでは、本当に残念ながらまだまだ、という話を前回しました。

で、このGWは、初心に帰って研究時代の本を引っ張り出し、犬を含めた動物と人間との関係について考えてみました。

とはいえ、まだそれほどまとまらないので、徐々に徐々に、メモっている程度です。

ひとつ面白いなと思った点は、ペットというのは資本主義の経済において彼らそのものの行動には「生産性」は全くない、という指摘。

それが理由の一つとなり、ペットと人間の関係というのは、真剣に学問的に議論されることはほとんどない、というのです。

たしかに。

本来、これだけペットが増えている社会においてはもっともっと哲学的あるいは心理学的あるいは社会科学的な議論だけでもあってよいと思い、私はそれが許される場合にはかなり自分の研究にもそういう要素を盛り込んでいます。

が、たいてい、(特に男性の)反応は、「ペットねぇ...(そんな場合じゃないんだよ OR 自分には関係ない、というのが暗示される言い方です(笑)」。

しかし、私はずっと以前からそう思っていて、今回引っ張り出してきた本の一つにも、やはりペットというのは自然界の中にいる人間以外の生物で一番人間に近く、しかも野生でも生きることもできるという意味で、人間との関係に多くの学ぶ要素が入っているというようなことが書いてありました。

とにかく、ちょうどタイムリーなことに、また More Than Us (パフィーズのチャリティプロジェクト)でイベントをやることになりました。

今回は、ボランティアメンバーでトレーナーである Misaki さんの地元、長崎市!

すでにお申し込みもかなりあるようで、まだ宣伝前なのに、さすがです。

トレーニングセッションを中心にしながら、人間と動物との関係について考えていただくイベント。

ご興味ある方は、パフィーズまでお申し込みください♡

-----------------------------
犬とのフェアな関係ってなあに?
〜犬のこと、動物のこと、もっと知りたい〜

主催 ボランティアグループ More Than Us
協賛 パフィーズナチュラルライフ(株)

日時: 6月23日(日) 11:00から1時間半程度
場所: ドッキャイスタ室内ドッグラン
参加費: 1家族1,000円(人のみ 500円) 犬は基本1匹で2匹以上要相談
入場料: 1家族1,000円(人のみ500円)
持ってくるもの: クレート(バッグ・マットも可)、首輪、リード、オヤツ
注意点: 犬は、トーク時には、飼い主さんの横でクレート等で待てること。

イベントの内容
・トレーニングレッスン: (アイコンタクトを取る!)
・トーク: 動物と人間の関わりについて 動物とのよりフェアな関係

nice!(258)  コメント(8) 
共通テーマ:ペット

保護犬「月ちゃん」と、保護猫「三ちゃん」の、ナチュラルライフのブログです。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。