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mixed feelings [ANIMAL WELFARE]

タイトル通り、ちょっといろんな気持ちが入り混じった状態です。

なので、まとまりのない記事ですから、どうぞスルーしてください。



というのも、仕事の一環でとある水族館へ行ってきました。

水族館の目玉というのははやり、イルカ・アシカ・セイウチなどのショーでしょう。



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状態としては、圧倒的な水槽の狭さを置いておけば、恐らく日本の他の多くの水族館に比べれば良いだろうと思いますし、こうしたところの職員の方はみなさん基本、動物が好きで彼らのことを考えているのもよく知っています。

ですからこれは、水族館批判というより、そうした施設の在り方を根本的に違う視点から考えることも、必要だと思う、ということです。

「ん?意味がわからない」と思われるかもしれませんね(笑)。

単刀直入に言うと、やはり、知能の高い生き物(=ショーができ、人間とコミュニケーションが取れるような生き物)は特に、群れを構成する動物であり、広い広い海という場所が彼らにとって自然の住処であることを考えると、私個人としてはやっぱり複雑な気持ちです。

例えばセイウチの移動距離は、種によっては3000キロ。

ショーによく登場するバンドウイルカの生息地域の広さは250km2にもなる場合があります。



子どもたちがたくさん、ショーを見て喜んでいましたし、その純粋に喜ぶ様子を見るだけでも心が洗われるように感じたのは本当です。

また、動物と人間はコミュニケーションが取れる、ということを小さなうちに体感するのは非常にいい経験だろうと思います。

ただ、もし子供たちが本当にイルカやセイウチの生態を知ったなら、彼らが群れの個体とコミュニケーションを取り広い海を自由に移動するのが自然であると知ったとして、それでもこの狭い空間に彼らを置いておきたいと思うかどうか。

それを一度、本当に小さな子どもたちとそのお母さんたちにに聞いてみたいな~と、以前から考えています。

そう考えると、多くの活動家が最後は教育だ、子どもが地球の未来だ、というところにたどり着く気持ちがよくわかるようになりました。



なぜ子どもたちが喜ぶかと言えば、自分では理解してなくても、「動物とコミュニケーションできる。人間の言うことが通じる。」という部分でしょう。

その気持ちは、とてもよくわかりますし、素晴らしい感性だといつも感心してみています。

だとすると、動物にある程度の知能があるということが前提となり、彼らが狭い空間に一生いることをストレスと感じないとは言えない、と彼らは思うかもしれません。

実は、こういうショーとか展示というのは、この大きな矛盾をはらんでいることは、知ったうえで私たちは見学をしたり、子どもたちに説明をする必要はあるだろうと思います。

それとセットになって初めて本当の「教育」と言えるのではないかな~と、思っています。

もしそこで、子どもたちが「それでもいいんだ、ショーがみたい」と言ったとしたら、それはそれで「そういう考えは過激」という大人だって、心配になるのではないかな?



高い知能を持つ動物とコミュニケーションできる、という体験を、こうした罪悪感を最小限に、させてくれる代表が犬や猫、ではないかと思います。


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彼らを見ていると、人間の意図や気持ちを読み取りこちらに何かをさせる能力が非常に高いことがわかります。

だからペットと暮らしている人は、他の動物も同じようにうれしい・たのしい・いたい・くるしい・こわい、という感情を持つ「能力」があるだろうと推測する人が多いのだと思います。

そんなペットたちを、人工的なもので固めたくないという気持ちもあり、オーガニックサプリメントを始めましたが、使ってみるとやっぱり、「天然ものは吸収がいい」という言葉通り、合成サプリメントとは似て非なるものであることもよくわかりました。

それは、生き物がやっぱり自然の一部であることの証明のような気がします。

愛玩動物は、長い年月をかけて人工的な環境に適応してきた特殊な動物たちですが、やっぱり、彼らも自然のサイクルを必要としているのは、人間含め、他の動物と同じです。


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そのことに気づいてほしいという気持ちがあったのですが、よーく説明しないと、「ペットにサプリメントねえ。。。それはそれは(のんきですね/甘やかしすぎですね/人工的すぎですね)という反応を受けてしまいます(笑)。



動物といかにつきあうか。

難しいところですね。

難しいあまり、話し合うことが避けられ、「好き」「嫌い」「迷惑だ」「かわいそう」という感情だけで片づけられてしまうのが、一番気がかりです。

まとまらない記事になってすみません。


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ヨンタロー♀

とってもよく分かります!

Facebookでdodoというサイトをよく見ているのですが、シャチのショウの問題などがしばしば取り上げられています。
(英語なので完璧には理解できないですが)

ショウに登場しない動物であっても、動物園や観光で人を乗せる象や多くの動物の福祉がよくない状況ということを知りました。

これからはいっそ動物園はVRでいいんじゃないかと本気で思っています。

イルカショウよりもVRであっても一緒に泳いだりできた方が楽しいと思うんですよねー。
by ヨンタロー♀ (2016-12-16 19:29) 

末尾ルコ(アルベール)

人間と動物の関係は矛盾だらけですね。わたしは現在ペットを飼っていませんが、かつて猫たちを飼っていた時期が長く、特別な思い出が多くあります。   RUKO
by 末尾ルコ(アルベール) (2016-12-17 12:33) 

Mari

☆ ヨンタローさん

本当は、ショーなどの娯楽は、もう古いのかもしれないな、と実は思っています。
今の(一部でしょうが)大学生など見ていると、ものすごく自然にさらっと、より自然に優しいスタイルを選んでいる気がします。
動物にも、環境にも負荷の高い大型施設の娯楽でなく、身近な自然を観察したり、触れたり、そういうことを楽しいと感じる世代がこれから育って行くかなあ... と少し希望を持っています。

☆ 末尾ルコさん

なぜか、動物のことは蓋をあけると大変な変革を迫られるからでしょうが、きちんとした議論になりにくいですね。猫ちゃんと暮らしていらっしゃったのですね。猫はおもしろいですよね。

by Mari (2016-12-18 09:55) 

HIDEe

思うところがあり、今更ながらで申し訳ありません。
私は水族館が好きで日本全国の水族館を巡ってますが、どうもイルカやアシカ等のショーは好きになれません。
なぜかとずっと考えてたんですが、それは彼らが好き好んで芸をしているのではないから、なのかと思いました。
結局は餌や場合によっては痛みによって芸を仕込まれてるわけですよね。
そう思うと、素直に楽しめないなと思うんです。
私はどんな動植物も、食べる事に関しては否定しません。
それは食物連鎖というものがあり、生き物は生き物を食べて成り立っていますから。
でも娯楽の為に、彼らの意思や生きる道を蔑ろにし、利用するのはどうなのか思いました。
動物園のライオンは筋肉が衰え、野生の荒々しさを失い、痛々しく感じてします。
これを見て、子供達は喜ぶんだろうか……?
そう言いながら水族館やペットはどうなんだとなりますが、少しでも彼らが幸せで健康であることを願います。
by HIDEe (2016-12-20 03:56) 

Mari

HIDEe さん

コメントありがとうございます。
イルカなどのショーの場合は、餌をしょっちゅうあげていますし、ゾウの背中に乗ったりするツアーやゾウの芸のショーは、かぎ型の鉄の棒を使っていますよね。
たぶん、気になっていらっしゃる部分というのは、動物たちの受ける「不利益」と、私達人間の受ける「利益」とが釣り合わないと感じられる部分なのかな、と思いました。
例えば、医薬品の開発のための動物実験には反対しないという人でも、化粧品は反対、ということがあるように、ですね。
個人個人でその基準が違ってくるところが、難しいところかなと思いますが、結局はこうして消費者である私たちが少しずつ声をあげていくことでしか変わって行かないのかもしれませんね。
貴重なご意見をありがとうございました。
by Mari (2016-12-20 08:44) 

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