小泉元首相。 [Everyday life]
さて、小泉元首相のお話。
最近いろいろなところでされている、原発反対のお話でした。
題して「日本の歩むべき道」。
内容としては、こう言っては何ですが特に目新しいとは言えないし、やや矛盾を感じたりということもなきにしもあらず、ではありますが。
最近、「専門家」ではなくて「一般の人」にいかにわかりやすく話ができるか、が必要になる場面が多く、コツを常に盗もうとしている者として参考になったことがたくさんあります。
いわゆるプロのスピーカー(政治家はその最たる?ものです)に共通することではありますが、改めて気づいたこと。
まず、最初に、ラポールの構築。
会場に入られた後、司会をしていた末吉理香ちゃん(ミステリーハンター)が「では、早速お話を...?」と尋ねると、「コーヒーくらい飲ませてもらおう」と会場の笑いを誘っていました。
そして上の写真のように(これはお話後の写真ですが)、ちょっぴり着席された後で、壇上に上がられると独特の沈黙。
おもむろに口を開かれ、「昨日は... 久しぶりで目覚ましをかけました」というトピックから。
「そしたらね、久しぶりだから、鳴る前に目が覚めたんだよね」。
そうして会場をほぐした後で、実際に原発のことをお話されたのですが、時系列がとても巧みでした。
どれだけ被害が出た悲惨な出来事だったか。
事故後に発覚した安全神話の崩壊。リスクが全くないものなどあり得ないこと。想定外ばかりだったこと。
自然災害に見舞われる日本。
そして今の自然エネルギー分野のめざましい発達。
そして原発をしないと経済が崩壊するというのがいかに嘘であったか。
といったことから、「日本の歩むべき道」へと、聞いていて非常に聞きやすい流れでした。
いくつか気づいた点としては、前回書いた通り、「決め台詞は繰り返す」。
「エジプトの象形文字、読めますか?」(核廃棄物を10万年保管管理しなければならないことについて、10万年後の人達が今の言語を理解できるかも怪しいということを言った例)
など、大切なポイントについてはお話の中で3回は繰り返されていた気がします。
人というのはそう簡単に新しい情報を咀嚼できるものではないのですね。
あとは、この方の場合、「間」が絶妙だなあと。
意識されているのかどうかわかりません(半分以上は個性かな?)が、「次に何を言うのだろう」と期待が高まります(笑)。
これはスピーカーに重みがないと、難しいかな。
そしてもちろん身振り手振り ↓
これは私、海外が長かったので自然とやってしまいます。
上とも関係あるんですが一番思ったことは、「本当にそう思っているんだな」というのが伝わる熱意のある話し方であること。
本当に信じていて、しかも、人からどう思われようと、何を言われようと気にしない。
先日の、成功者の人の特徴のところでも書いた通り、です。
何を言われても自分の信念に従い淡々と進む、分厚い皮膚を持つ。
自分に健康な自信を持ち、人の意見をはねつけたり頭から否定することなしに、静かにこれができる人、そういう人に私はなりたい(笑)。
何はともあれ、小泉さん、現役の頃から比べるとぐっと落ち着かれた感じでしたが、やっぱりパワーがあるなあと思いました。
研究者や企業の方に話をすることの多い仕事はしていますが、一般の人向けに話をするというのは、どちらかというと私にとって新境地。
そしてこちらの方がうんと難しいのですよね~。
武蔵野大学の環境学科の学生さんがやる、おいしそうなオーガニックのお祭り、じゅんぐり祭。
ひょんなご縁で、トークショーを引き受けることになり、森林保全を中心にしたサステナブル系の話をします。
タイトルは、「森とギターとゾウと猫」。ちょっと遊びのタイトルをつけました。
犬... はこの場合、なんか脱力感がなくて違うかな、と(笑)。
というわけで、写真を撮影 ↓
おなじみ誰かさん。なのでパフィーズとしても話をします。
すごくがんばっている学生さんたち、応援がてら、行ってきます。
お近くの方は、面白そうなイベントですよ~♡
犬・猫のオーガニックサプリメント♡
最近いろいろなところでされている、原発反対のお話でした。
題して「日本の歩むべき道」。
内容としては、こう言っては何ですが特に目新しいとは言えないし、やや矛盾を感じたりということもなきにしもあらず、ではありますが。
最近、「専門家」ではなくて「一般の人」にいかにわかりやすく話ができるか、が必要になる場面が多く、コツを常に盗もうとしている者として参考になったことがたくさんあります。
いわゆるプロのスピーカー(政治家はその最たる?ものです)に共通することではありますが、改めて気づいたこと。
まず、最初に、ラポールの構築。
会場に入られた後、司会をしていた末吉理香ちゃん(ミステリーハンター)が「では、早速お話を...?」と尋ねると、「コーヒーくらい飲ませてもらおう」と会場の笑いを誘っていました。
そして上の写真のように(これはお話後の写真ですが)、ちょっぴり着席された後で、壇上に上がられると独特の沈黙。
おもむろに口を開かれ、「昨日は... 久しぶりで目覚ましをかけました」というトピックから。
「そしたらね、久しぶりだから、鳴る前に目が覚めたんだよね」。
そうして会場をほぐした後で、実際に原発のことをお話されたのですが、時系列がとても巧みでした。
どれだけ被害が出た悲惨な出来事だったか。
事故後に発覚した安全神話の崩壊。リスクが全くないものなどあり得ないこと。想定外ばかりだったこと。
自然災害に見舞われる日本。
そして今の自然エネルギー分野のめざましい発達。
そして原発をしないと経済が崩壊するというのがいかに嘘であったか。
といったことから、「日本の歩むべき道」へと、聞いていて非常に聞きやすい流れでした。
いくつか気づいた点としては、前回書いた通り、「決め台詞は繰り返す」。
「エジプトの象形文字、読めますか?」(核廃棄物を10万年保管管理しなければならないことについて、10万年後の人達が今の言語を理解できるかも怪しいということを言った例)
など、大切なポイントについてはお話の中で3回は繰り返されていた気がします。
人というのはそう簡単に新しい情報を咀嚼できるものではないのですね。
あとは、この方の場合、「間」が絶妙だなあと。
意識されているのかどうかわかりません(半分以上は個性かな?)が、「次に何を言うのだろう」と期待が高まります(笑)。
これはスピーカーに重みがないと、難しいかな。
そしてもちろん身振り手振り ↓
これは私、海外が長かったので自然とやってしまいます。
上とも関係あるんですが一番思ったことは、「本当にそう思っているんだな」というのが伝わる熱意のある話し方であること。
本当に信じていて、しかも、人からどう思われようと、何を言われようと気にしない。
先日の、成功者の人の特徴のところでも書いた通り、です。
何を言われても自分の信念に従い淡々と進む、分厚い皮膚を持つ。
自分に健康な自信を持ち、人の意見をはねつけたり頭から否定することなしに、静かにこれができる人、そういう人に私はなりたい(笑)。
何はともあれ、小泉さん、現役の頃から比べるとぐっと落ち着かれた感じでしたが、やっぱりパワーがあるなあと思いました。
研究者や企業の方に話をすることの多い仕事はしていますが、一般の人向けに話をするというのは、どちらかというと私にとって新境地。
そしてこちらの方がうんと難しいのですよね~。
武蔵野大学の環境学科の学生さんがやる、おいしそうなオーガニックのお祭り、じゅんぐり祭。
ひょんなご縁で、トークショーを引き受けることになり、森林保全を中心にしたサステナブル系の話をします。
タイトルは、「森とギターとゾウと猫」。ちょっと遊びのタイトルをつけました。
犬... はこの場合、なんか脱力感がなくて違うかな、と(笑)。
というわけで、写真を撮影 ↓
おなじみ誰かさん。なのでパフィーズとしても話をします。
すごくがんばっている学生さんたち、応援がてら、行ってきます。
お近くの方は、面白そうなイベントですよ~♡
犬・猫のオーガニックサプリメント♡
小泉さんは森さんと違って、自民党での影響力は薄いのかな?
「自民党をぶっ壊す」って言った人だからなぁ(-_-)
by johncomeback (2016-12-11 10:40)
小泉元首相の話術の特徴は、ワン・フレーズの訴え方ですね。これは、文章と同じですね。短いほど聞く側、読む側にインパクトを与えます。
現職の代議士で最も演説がうまいと評判なのは民進党の幹事長(元民主党時代の首相)野田佳彦さんです。彼の特徴は、その場に会ったウイットに富んだたとえ話です。どちらも聞く人に心地よさを与えますね。先週金曜日に衆議院の予算委員会室でかれと話した時も、笑わせてくれました。小泉さんは男前で同年、野田さんは、頭がでかい後輩で議員になる前からの知り合いなんです。
by 暁烏 英(あけがらす ひで) (2016-12-11 12:09)
こんにちは。お越しいただきありがとうございます。(・_・)(._.)
by yakko (2016-12-11 15:45)
☆ johncomeback さん
あー、それどうなのでしょうね?
私も詳しくありませんが、小泉さんの場合は(そして鳩山さんも)独特ですよね。
☆ 暁烏 英さん
なるほど、なるほど、そうなのですね。野田さん。
野田さんのお話は直接聞いたことがありませんが、心地よさを与える話術は大切ですね。
暁烏さんは政治関係のお仕事をされている?ということでしょうか。
野田さんの頭が大きいというのは物理的な意味でしょうか(笑)。
大変失礼しました!興味深いコメントありがとうございます。
☆ yakko さん
こちらこそありがとうございます。
by Mari (2016-12-15 07:09)