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家畜のウェルフェア [ANIMAL WELFARE]

さて、前回とはうって変わったトピックですが...

昨日、ナルトさんが「すごく面白い記事があったから送る」と送られてきた記事(月ちゃん家、お互い忙しいのでよくメールもやり取りしています)。

http://www.slate.com/articles/health_and_science/science/2016/08/animal_activists_crunched_the_numbers_to_learn_that_the_creature_most_in.html

家畜の、特に鶏のアニマルウェルフェアが加速しているという記事。

"Forget the cats, ... save the poultry" (猫はいい、鶏を救え)というキャプションつき。


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つまり、人間と動物の関わりの全体を見たときに、犬猫や動物園の動物というのは明らかに数が少なく、それを対象としたキャンペーンの成功は限定的である、というのです。

そして近年、多くの欧米ウェルフェア団体が感情論を排除し、徹底的に数字と理論にこだわるキャンペーンを展開していることが書いてありました。

数字分析をすれば、鶏の方が圧倒的に(牛や豚に比べても)、福祉が保証されない状態にいる個体数が多いというのが、このキャンペーンが成功している理由。

もちろんそれによって、アニマルウェルフェア全体の底上げをすることも、ちゃんと視野に入っています。


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これって、最近ずっと気になって書いてきたことで、家ではよくナルトさんにこの議論を展開していたので(笑)、グッドタイミング。

5月のボランティア講演でも、この話をしたばかりです。

つまり、「かわいそう」と言えば、こうしたことに全く興味のない人からは、「女子供の言い分」「犬猫好きの言い分」「過激」というような言葉で片づけるチャンスを与えてしまいます。

でも数字や納得できる理論を展開すれば、少なくとも話は聞いてくれる。

これで今、欧米企業が動いています。

私は以前ここで、自分が自然保護のキャンペーンを担当していた時、「かわいそう」は絶対に言ったことがないということを書きました。

それを言ったらおしまいだ、というような暗黙のルールが、私たち(政策提言をするようなグループの)環境保護家にはあります。

動物福祉も、そうなってきているようで、私もその必要は強く感じています。



詳しくは、もう一つのブログ(こちら)に書きました。

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マクドナルド社が、昨年9月、アメリカとカナダの店舗で、10年以内にすべての卵をケージフリー(ケージに入れない鶏からの卵)にする、と発表しています。

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