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湖水地方 10 ポターの家 [Business trips]

今度は、ポターのお家の中。

もちろん、今はナショナルトラストの所有で、ガイドさんたちがたくさんいて、いろんな説明をしてくれます。


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これが、入り口。とても質素なお家です。

実は、これは行きたいという母につきあったつもりの私でしたが、かなり面白い体験でした。

なぜなら...


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彼女は、1階に客間は持っていましたが、自分だけの居間というのをまた2階にも持っていて、来客を避けたい時に避けられるようにしていたそう。

そして...


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このような、小さな宝物たちを集めた、宝物の部屋というものも持っていました。

ミニチュアの家具やお皿を集めた戸棚の中 ↓


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この宝物の戸棚には、海で拾った貝がらや流木など、彼女にしか良さがわからないものもたくさん入っていて、よく私がそういうものを集めているのを知っている母は、「あら、マリみたい」(笑)。

好きなものに囲まれ、好きなように時間を過ごすことが、創作の源になっていたのでしょう。

結婚後は別の家で生活するも、よく一人でここに来ていたそうで。

そういうことを容認してくれる夫というのも、女性の活躍には必要な要素かな。

たぶんうちも、容認してくれるとは思いますが(笑)。

と、思っていたら...


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彼女が書いた文章。

結婚相手の彼のこと(ポターは結婚が遅かったです)を、「静かな人」と言っています。

dreadfully (恐ろしいほど) shy 、というわけではないですが、ナルトさんとやっぱり似ている人だったのかも(笑)。




ポターは誰もが知っているピーターラビットの作者ですが、彼女がナショナルトラスト運動を広めた人であることもまた、よく知られています。


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今の湖水地方からは想像しづらいですが、様々な開発が持ち上がり、どんどん農場が消えて行っていたのです。

開発より、農場として、自然と調和した人間の暮らしを守ることで、後世に残すべき財産だとし、私財で土地を購入していったポター。

それをすべてナショナルトラストへ寄付。

ナショナルトラストの所有地は、永遠に、開発されることはありません。

自分の好きなことをし、好きなものを守ったポター。

働くことを許されないのがふつうであった上流階級の女性として自分でそういうことを実現できたというのはすごいことです。



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